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【レビュー】Logicool K835レビュー。最安級メカニカルキーボード、満を持しての登場

Logicoolから2020年11月26日に発売されたメカニカルキーボード、「K835」

今回は美品中古で購入したのですが、新品での価格を見た時、その安さに驚きました。(7500円 2022 11月時点)

Logicoolが発売した、最安級メカニカルキーボードをレビューしていきたいと思います。

Jinです。主にTwitterで自作PCの制作代行を行ってます。
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仕様

ロジクールK835の仕様を見ていきます。

本体サイズ

  • 高さ: 36.3 mm
  • 幅: 355 mm
  • 奥行き: 127 mm
  • 重量: 650 g
  • ケーブル長: 1.5 m

テンキーレスということもあり、非常にコンパクトな仕上がりだと思いました。

接続方法はUSB TypeAとなっており、従来通りのキーボードの仕様と言えるでしょう。

ケーブルはK835本体から直接生えているので、取り外しはできません。

個人的にはUnifyレシーバーに対応して無線でも使用可能にしてもらえると尚良かったのですが、価格的に流石に厳しかったのでしょうか。

ボディ天面はアルミニウム、底面はプラスチックでできています。

底面はキーキャップと同じ配色で、ボディ表面はアルマイト加工がなされています。

K835には昔のような派手な装飾、イルミネーションはなく、無駄のないデザインだと言えるでしょう。

レビューしたスピーカーのLogicool Z407や、マウスのMX MASTER3と同じような仕上がりとなっており、

最近のロジクールはシックなデザインをラインナップさせている印象ですね。

キー角度

横から見るとこのようになっています。

ごく一般的なデスクトップキーボードと同様に、キーの行ごとに高さと角度が異なります。

なお、キーボードの角度は4度(チルトレッグなし)8度(チルトレッグあり)で切り替えることができます。

キーキャップ

キーの文字は印字なので、透過して光ったりすることはありません。

指でなぞると、印字された部分は手触りが違いました。

キーキャップの加工はいまいちだと言えますが、ここがコストダウンポイントだと推測できます。

キースイッチは赤軸

今回購入したものは赤軸モデルでした。

新品で購入する場合は、赤軸と青軸の2種類で選べます。

また、キーキャップは普通のメカニカルスイッチ規格です。

ロジクール独自の規格でないため、好みに合わせてキーキャップも交換できるのは良いですね!

使用感

このキーボードはWindowsモデルですが、Macユーザーの方でも使用可能です。

Winキーが⌘コマンドキーの代わりになります。

「Karabiner-Elements」を使って無変換、変換キーはMacの英数、かなキーに割り振ると全く同じ感覚で使えると思います。

キーの押し心地は軽い印象

今回購入したモデルは赤軸モデルでした。

私は同じ赤軸のキーボードであるCOOLER MASTER MK750を所持しており、普段から愛用しています。

MK750と比較して、Logicool K835は

  • キーを押した感触が軽く
  • 指を押し返す力も同様に小さい
  • スコスコとした軽い打ち心地

でした。

個人的にですが、静電容量無接点方式キーボードと打ち心地が似ていると感じました。

スコスコとしたうち心地というのは赤軸全体の特徴とも言えるのですが、

ロジクールK835はその特徴が顕著に現れていると思います。

サイズ感は好感触 パームレストなしで十分打ちやすい

キーボードの大きさはとても収まりが良く、小さな机や狭い作業スペースであっても置くことのできる良いキーボードでした。

またキーボード自体の高さがそこまで高くないことから、パームレストなしでもタイピングしやすかったです。

テンキーレスという点も、コンパクトさを演出する大きな要因となっています。

静音性は特になし、一般的なキーボードの音がなる

Logicool K835は静音性は特に感じられませんでした。

青軸や緑軸のような、わざと音をならすような構造ではありませんが、

キーの底を打つような音、キーが元に戻る際になる音は普通になります。

静かなキーボードを探している人には合わないかもしれません。

とは言っても一般的なキーボードの常識の範囲内の音量であるのかなと思います。

逆にある程度音がなってくれた方が、タイピングをしているという感覚が得られて、気持ちいいと感じるというのが個人的な感想ですw

静穏化したい場合は、まずは静音リングを使ってみることをオススメします。

これだけでもタイプ音が全然違いますよ。私も愛用しています。

まとめ:低価格キーボードの覇権を握る可能性大

K835の良いところ

  • メカニカルキーボードなのに安い
  • キーの打ち心地がスコスコ気持ちいい
  • コンパクトでシックなデザイン

やはり、なんと言ってもメカニカルキーボードでこの価格を実現しているのが非常に好感触でした。

メカニカルキーボードはゲーミング仕様のものが出回っており、ビジネスモデルはラインナップが少ないのが事実。

しかも、ビジネスモデルは高い…ということはよくあります。

今回のK835は数少ないビジネスモデルのキーボードとして、

間違いなく低価格帯において覇権を握ることとなるでしょう。

キーに関してはいうことはありません。

押した感触に安っぽさは感じず、しっかりとした打鍵感を感じることができました。

シックでどこにでも馴染むようなデザインもGoodでした!

Logicool K835の微妙なところ

  • キートップの印字が安っぽい
  • しっかりタイピングの音がなる
  • 無線に対応してほしかった

やはりキートップの印字が気になるところですね。デザインとしては全然大丈夫なのですが、コストカットの影響が出てしまっているのを感じます。

キーボードの音に関しては人それぞれだと思いますが、今回はいまいちポイントとして挙げさせてもらいました。

個人的には、無線対応して欲しかったですかね。

スピーカーはまだしも、マウスのMX MASRER3が無線になっているので、

キーボードも無線だと非常にありがたかったです。(ローエンドモデルには贅沢か...?)

総評A+:K835はコスパに優れた入門モデルキーボード

総評としては、

Jin
Jin

コスパすっご!

です。

価格が安いだけあっていまいちだった点もありましたが、デザインやキースイッチなどで合格点以上の品質でした。

オールマイティに使えるキーボードを探しているかたなら、100%おすすめできるキーボードだと思います。

ここまで読んでくれた、そんなあなたが大好きです。

追記:K835の無線版、「K855」が発売されました

引用:https://www.logicool.co.jp/ja-jp/products/keyboards/k855-signature-wireless-mechanical-tkl.920-011224.html

2022年7月にロジクールから「K855」が発売されました。

k835のアップグレード版の位置付けで、

なんとワイヤレス接続が可能となっています。うれしいね!

4色展開とカラーバリエーションも豊富です。

  • この記事を書いた人

じん

自作PCの情報に特化したメディア「PCBuildnet.com」の管理人。数多くのPC組み立て経験より、自作PCに挑戦する方に役立つ情報を発信している。 自作PC組み立ての代行も受付中。

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