作業効率化を図るには、適したマウスを使用することが非常に有効です!
サイドボタンは必須レベルですが、世の中にはそれ以上の多機能マウスが存在します。
そこで、Logicoolから発売されている「MX MASTER 3 for Mac」をレビューしました。
MX MASTER3に何ができるかの記事は数多く存在しています。しかし実際に使った時の意見は少なく感じました。
今回は、ロジクール MX MASTER3 for Macの長期間使用のレビューとなります。
この記事でわかること
- MX MASTER3 の特徴
- MX MASTER3 のメリット、デメリットがわかる
- 向いている使用シーンがわかる
Logicool MX MASTER3 の基本情報(公式ページより抜粋)
大きさ | 高さ:124.9mm 幅:84.3mm 奥行き:51mm |
重量 | 141g |
動作対応OS | Windows10以降、macOS 10.15以降、Chrome OS、Linux |
接続方式 | Unifyingレシーバー (2.4GHz)、Bluetooth |
センサーテクノロジー | Darkfield高精度レーザー(1000dpi) |
DPI(最小値/最大値) | :200dpi~4000dpi |
ボタン | 7個 |
ワイヤレス動作距離 | 10m |
バッテリー | 内蔵充電式リチウムポリマー電池(500mAh) |
結論:Locigool MX MASTER3 は作業用マウスの最適解だった
先に結論を申し上げます。ロジクール MX MASTER3 は作業用マウスの最適解です。
特に動画クリエイターやプログラマーの方に強くオススメしたいと感じています。
実際、私はこのマウスから離れられなくなっています笑
それらの根拠を下に記しているので、ぜひ参考にしてみてください!
【6つ】Logicool MX MASTER 3 の長期間使用で感じたイイコト
ずっしりしていて安定感がある
Logicool MX MASTER 3 の重量は141g(公式)で、マウスの中でもかなり重い部類です。
この重量がマウスポインターの操作を安定させていることに気づきました。
コラム:軽いマウスはゲームに適している
ゲームでは激しい視点操作を行うことがあり、それには重量が足枷となってしまいます。
そのため、最近のゲーミングマウスは重量を最大限まで削ぎ落としたものが流行しています。
手に馴染む&直感的なコントロールが可能

キーボードを入力した後、マウスに持ち変えますよね。
Logicool MX MASTER 3なら、マウスを見なくても適切な場所を一発で握ることができます。
Logicool MX MASTER3 は多機能マウスなので、様々な機能を持ったボタンが存在します。
多くの場合、新しく導入したマウスに慣れるのにやや時間を要します。
しかしロジクール MX MASTER3では、その心配は全くありません。
サイドボタンの位置とサムホイール(横ホイール)は競合することなく、直感的に操作できます。
親指のポジションが安定しており、サイドボタン、サムホイール、ジェスチャーボタンへのアクセスはもはや無意識。ありがとうロジクール。
それと、多くのレビューで手の小さい方には合わないと書かれていますが、私はそう思いませんでした。
右クリック、左クリックボタンはどこを押しても大丈夫な構造です。指が届かない、ということはあまり起こらないのでは?



ホイールのフリースピンが使いやすい

これはかなり便利。個人的イチオシ機能です。
ホイールが固定されている従来のマウスでは、見たいところまで必死にスクロールする必要があります。
しかしMX MASTER 3なら、一度ホイールを回して、見たいところで止めるだけで良いのです。
これが思った以上に快適です。MX MASTER3に慣れた頃に普通のマウスに戻ると、その不便さを痛感しました。
私は常にフリースピンをオンの状態で使用しています。
スクロールに必要な指の力がかなり減るので、疲れにくくなりました!
同じLogicool製のマウスで、G502というゲーミングマウスがあります。このマウスでもフリースピンは可能です。
しかし、ベアリングの質が異なるのか、MX MASTER3の方が長い時間回転し、音も非常に静かでした。
サムホイール(横ホイール)がとても便利!

サムホイールには様々な機能を割り振ることができるのですが、私は常に横スクロール用にしています。
私は横長のページやファイルを見ることが多く、頻繁に横スクロールを行います。(エクセルやvscodeなど)
その際、キーボードのshiftなどを押せば横にスクロールさせることができます。
ただ、トラックパッドにも慣れている私は、キーを押しながらスクロールをすることに慣れていません。
そこでサムホイールがあれば、マウスのみで縦横無尽に画面を移動することができるのです。
ジェスチャーボタンでより多機能に

ロジクール MX MASTER3には「ジェスチャーボタン」が搭載されています。
これは「クリック」「長押し+右」「長押し+左」「長押し+上」「長押し+下」に一つずつ役割を割り振ることができます。
これにより、実質ボタン数が4つ増えるため、かなりの操作をMX MASTER3に割り振ることができます。
私は左右にデスクトップの切り替え、上下にLaunchpad、クリックにMission Controlを割り振っています。
これらはトラックパッドであれば全て操作可能ですが、マウスになるとそうはいきません。
その操作をマウスで全て完結できるのがとても使いやすいです!
充電式で非常に長持ち

ロジクール MX MASTER 3 は乾電池ではなく、充電式です。
そのため、高頻度に充電する必要がある?と思うかもしれません。
しかし、それは杞憂に終わることでしょう。バッテリーはめちゃくちゃ持ちます!!!!!
カタログスペックではフル充電で70日、1分の充電で3時間の使用に耐えうるとのことです。
実際使ってみたところ、カタログスペックに偽りはないと感じました。
正確には分かりませんが、私の使用用途で数ヶ月充電せずとも使えたのは確かです。
それほどMX MASTER3のバッテリーは気にしたことがありません。
そしてMX MASTER3はType Cポートを搭載しているため、充電速度も非常に速いのが嬉しいところです。
【3つ+α】Logicool MX MASTER 3 の長期間使用で感じたイマイチなトコ
ここまでMX MASTER3をベタ褒めしてきましたが、やはり欠点も見えてきました。
クリック音は静かではない
クリック音は一般的なマウスと同等、もしくはそれ以上の音が出ます。
慣れてしまえばなんてことないのですが、静音マウスを使用していた人からすれば
「おっ...結構音出るんだな」
と思うかもしれません。(これも実体験)
ゲームには向いていない


MX MASTER3のサイドボタンが小さいのがわかる
Logicool MX MASTER3 は残念ながらゲームには向いていません。
理由は単純で、サイドボタン及びジェスチャーボタンは丁寧に押す必要があるからです。
MX MASTER3のサイドボタンは、ゲーミングマウスと比較して小さく作られています。
実際にフォートナイトやAPEXをプレイしてみたのですが、
激しいゲームプレイの中で小さなサイドボタンを押すのは難しいと感じました。
また、MX MASTER3 のボタンはクリック感がしっかりあります。
そのため、ゲーム中に再度ボタンをしっかり押し込む必要があり、これもゲームプレイの妨げになると感じました。
そして最後に、安定感のある重量が仇となってしまうので手首の疲れにダイレクトにつながります。
まとめると
- サイドボタンが小さい
- サイドボタンが硬い
- 重い
これらの理由で、ロジクール MX MASTER3はゲームに向いていないと考えました。
Bluetooth接続はイマイチ
これも残念なのですが、Bluetooth接続は遅延を感じました。
さらに、通信もあまり安定しているわけではなく、突然ブチブチ切れることも。
実際に、使っているうちにマウス操作がカクカクしてしまい、使い物にならなくなってしまいました。
そのため、私は常にLogicool Unifyng レシーバーを使うようにしています。こちらは非常に動作は良好です。
(MX MASTER3 for MacにはUnifyngレシーバーは付属していません...これも悲しいポイント)
追記:Bluetooth接続の問題が解決しました(2022 5/1)
接続デバイスがM1 Macbookから Intel Mackbookに切り替えたときから、接続が非常に安定するようになりました。
M1 Macbookと相性が悪かったのかもしれませんね。
+α:マウスとしては高価
これは長期使用レビューではないのですが、やはりお高めです。
レビュー執筆時ですが、価格はなんと12,000円!焼肉に行けますね...
ただこれに関しては、私はこの値段にふさわしいマウスだと思っています。それほどこのマウスを気に入っている、ということですね!
以上、Logicool MX MASTER3を長期間使用したレビューでした。
まとめ:小さな一手間を無くしてくれる、気遣いのできるマウス

Logicool MX MASTER 3の良いところ
Logicool MX MASTER3 の微妙なところ
いかがだったでしょうか。
思ったより「すげぇ!!!!」って思うインパクトの強い機能は少なかったのではないでしょうか。
確かに、このマウスを購入すれば、できなかった操作をできるようになる訳ではありません。従来の方法でも別のやり方が存在するものがほとんどでしょう。
しかし、Logicool MX MASTER 3を使えば、その一手間をショートカットしてくれます。
欠点もありましたが、個人的にはBluetooth以外は許容範囲内でした。そもそもゲームで使おうとしてませんでしたしね。
正直、この有り難さは使ってみないとわからない領域だと思います。私もMX MASTER3を使うまで、必要ないと思っていました。
しかし!!!購入してからというもの、ポインティングデバイスはMX MASTER3かトラックパッドの二択になりました。
長時間作業を行うようなクリエイターの方やコーダーの方ほど、その恩恵を最大限に得られるはずです。
以上、Logicool MX MASTER3のレビューでした。参考になれば幸いです。