お久しぶりです、Jinです。
この記事では、パソコンの基礎知識である、PCのパーツ構成について解説します。
パーツのそれぞれの役割を知っておくことで、PCにトラブルが起きた時にも対処することができます。
- pcの自作に必要なパーツを知りたい
- pcパーツの役割を知りたい
- PCの正体を知りたい
こんなことを考えている、そんなあなたがターゲットです。
自作PCをやりたい人に見てほしい内容ですが、既にゲーミングPCを持っている方も持っておいて損はない知識ですよ。
ちなみに今回は前半記事です。後編もあります。
それじゃ、やっていこう!
この記事でわかること
- pc構成するものが何かがわかる
- パーツのそれぞれの役割がわかる
必要なパーツ一覧
ゲーミングPCを構成するパーツは以下の通り。
- CPU
- メモリ
- グラフィックボード
- ストレージ(SSD、HDD)
- マザーボード
- 電源ユニット
- CPUクーラー
- PCケース
この8つですね。 これらのパーツが組み合わさることでPCはできています。
引用:https://www.super-sentai-friends.com/topics/sentai28/
まさにデカレンジャーのように合体して動いています。通じるのかな...?
待ってくれ。一度に並べられても頭がパンクする。
ちょっと種類が多い?そうですよね。こんなの一発でわかる人はそういませんよ。安心してください。
コラム
ちなみに、CPU、CPUクーラー、マザーボード、メモリ、電源ユニットの5つが揃えば、とりあえずPCとして動かすことができます。
PCの「最小構成」と言われると、この5つのことを指します。
意外と大事な考え方だから、よかったら覚えて帰ってね♡
それぞれのパーツの役割
ここからは、それぞれのパーツの役割を見ていきましょう。
ただ暗記するよりも、情報をセットにしてあげると覚えやすいですね。
イメージしやすいように、PCパーツを「飲食店」で例えてみますね。
(イメージしやすさを優先するため、厳密には正しくない表現があるかもしれません。あらかじめご了承ください。)
cpu(必須パーツ)
![](https://pcbuildnet.com/wp-content/uploads/2022/08/choice-parts-3-1024x683.jpg)
CPUは「Central Processing Unit」の略で、日本語では「中央処理装置」と呼びます。
CPUはPCの頭脳
CPUの主な仕事は、さまざまな制御や演算を行うことです。 アプリケーションソフトからの命令を解釈して、それに応じた演算を行います。
CPUの性能は、「動作周波数」と「コア数(スレッド数)」によって概ね決まります。
そんなCPUはPCの頭脳とも言える存在です。彼の影響範囲はとても大きく、PCの性能を大きく左右するほど重要なパーツなんですね〜。
CPUは飲食店の「コックさん」
飲食店の厨房でいうと、CPUは調理するコックさんです。 お客さんからのオーダーを受けて、料理を作ります。
コックの腕前が良かったり人数が多いと、作業効率は上がり素早く料理を作ることができます。
ゲーミングPCにおいて、CPUは重要なパーツ
ゲーミングPCにおいて、どのCPUを使うかはとても重要な要素です。
簡単にいうと、 CPUの性能が良いほどゲームが快適にプレイできるようになります。
例えば、Core i3よりもCore i7の方が性能が高く*、i7を選ぶことでゲームを快適にプレイできるようになるんですね。
ただ予算との兼ね合いもありますので、自分がPCでやりたいことには、どの程度のCPUが必要なのかを見極めることが大切です。
補足: 「Core i3よりCore i7の方が性能が高い」というのは、同世代の場合を指します。 古いCore i7と新しいCore i3を比較すると、Core i3の方が性能が高い、という場合もあります。 詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
メモリ(必須パーツ)
![](https://pcbuildnet.com/wp-content/uploads/2022/08/choice-parts-6-1024x683.jpg)
メモリ(RAM)は日本語で主記憶装置と呼ばれます。
メモリはデータの一時保存場所
メモリの役割は、実行中のプログラムコードを一時的に保存しておくことです。
CPUとすぐにやりとりできるため、情報の通信速度がとても速いのが特徴です。
メモリには容量があります。
容量が大きいほどたくさんのデータを一時保存できるので、同時並行で作業を進められるようになります。(ココ大事!)
なお、メモリに置かれている情報は、電源を切って放電すると失われる(揮発する)ようになっています。
シャットダウンしたら忘れちゃうんですね〜。おちゃめ。
メモリは飲食店の「キッチン」
メモリは飲食店でいう、キッチンになりますね。
キッチンにおいている食材は、コック(CPU)がすぐに手にとり調理を開始することができます。(高速なデータ通信)
キッチンが広いと、多くの材料を広げることができるので、同時並行で調理を進めることができます。(大容量メモリ)
逆にキッチンが狭いと、どんなに凄腕のコックがたくさんいても、彼らはその力を発揮することはできないでしょう。
そしてキッチンの上の材料は、お店の営業が終了すると片付けられます。(情報の揮発性)
ゲーミングPCならとりあえず16GBにしよう
ゲーミングPCにおいて、メモリも重要な役割を果たします。
なぜなら、ゲームは作業領域の多くを占領してしまうからです。
人生ゲームで遊ぶときは机の上を占領しませんか?そんなイメージです。
なお、最近のPCでメジャーなのは8GB~32GBになりますが、ゲーミングPCには最低でも16GB用意してあげましょう。
グラフィックボード(ゲーミングPCには必須)
![](https://pcbuildnet.com/wp-content/uploads/2022/08/choice-parts-5-1024x683.jpg)
グラフィックボード(以下グラボ)は映像出力を行うパーツです。
グラボは映像出力のスペシャリスト(専門家)
グラボの役割は画面出力、動画再生を円滑に行うことです。
大事なのは、映像まわりを「「「円滑に」」」動かすというところですね。
CPUでも映像出力をすることができる場合がありますが、3D処理などの処理が得意ではありません。よわよわです。
そんなよわよわCPUに代わって、グラフィックボードが映像を映し、3D処理をやってくれるんですね。
グラボはゲーミングPCにおける最重要パーツ
ゲーミングPCにおいては、グラフィックボードは最重要パーツの一つになります。
グラボがないと、正直ゲーミングPCとして成立しません。
ゲームの性能はグラフィックボードとCPUの二つで決まると言っても過言ではないでしょう。
ちなみに、ゲーミングPCの予算の4割ほどがグラボになることも少なくありません。
それほどゲーミングPCにおける、グラボの割合は高いのです。
グラボは飲食店の...盛り付け役?
これはちょっと飲食店では例えにくいですね...
無理やり例えるなら、めちゃくちゃ盛り付けが上手な専門スタッフでしょうか。
高級フレンチのようなお店なら、きっと盛り付け専門の人がいるのでしょう。(無知)
グラボについて詳しく知りたいかたへ
「【概論】グラフィックボードとは?グラボの役割・性能・価格が丸わかり!」にて、
グラボの網羅的なお話をしています。
ストレージ(SSD、HDD)
![](https://pcbuildnet.com/wp-content/uploads/2022/08/choice-parts-7-1024x683.jpg)
ストレージは日本語で補助記憶装置と呼ばれます。
ストレージは情報保管センター
ストレージの役割は、情報の長期保存です。 USBメモリの親戚と思ってもらって大丈夫です。
みなさんがPCに何かを保存するときは、基本的にストレージに保存することになります。
写真やゲーム、OSもストレージに入ります。
ストレージに保存した情報は、電源を切っても消えてしまうことはありません。賢いですね。
その代わり、メモリほど高速通信はできないようになっています。
ストレージは飲食店の「冷蔵庫」
飲食店で例えると、冷蔵庫にあたりますね。
冷蔵庫には必要な食材を入れておくことができます。
必要になったときはキッチン(メモリ)に食材を並べます。
キッチンにおいている食材ほどすぐ手に取ることはできませんが、(低速通信)
食材を長期保存できるので、腐らせることはありません。(情報保存)
ゲーミングPCなら速度と容量を確保しよう
ゲーミングPCにおいては、「データの高速通信、および大容量」が求められます。
データの高速通信ができると、ゲームのロード時間が短縮されたりします。
そのため、ストレージには高速通信が可能な「SSD」を選ぶことをお勧めします。
ゲームはファイルのサイズが非常に大きく、ストレージを占有してしまいます。
ゲーミングPCでは、最低限500GBは欲しいですね。
マザーボード(必須パーツ)
![](https://pcbuildnet.com/wp-content/uploads/2022/08/choice-parts--1024x683.jpg)
マザーボードは、上記で説明してきたパーツを合体させる存在です。
まさにマザー(母なる)ボード(基板)なんですね。
マザーボードはパーツのドッキングステーション
そんなマザーボードの役割は、各パーツ同士の情報通信を可能にすることです。
マザーボードは飲食店の土地
飲食店で例えると、飲食店の土地になります。
飲食店は、土地があることで稼働することができます。設備やコックなど、飲食店の全ては土地の上で成り立っています。
ゲーミングPCでは優先度はちょい低め
ゲーミングPCにおいては、マザーボードは拡張性が鍵となります。
前半まとめ
この記事のポイント!
- CPUは頭脳
- メモリは作業場
- グラボは映像のプロ
- ストレージはデータ保管庫
- マザーボードは全てを束ねる存在
少し長かったですね。お疲れ様でした。
各パーツを一言でまとめると、上記のようになります。
今回紹介したパーツは、どれもPCになくてはならない存在です。PCを組み立てるときは、優先的にこれらのパーツを選んでいます。
後編では、「電源ユニット」「CPUクーラー」「PCケース」について紹介していきます。
また、Jinがパーツ選びのポイントも解説します。次回もぜひ見てくださいね。
最後まで見てくれた、そんなあなたが大好きです。