自作PC

【初心者向け】自作pc に必要な知識!最適なpcパーツを選ぶためのチェックポイントは?

お久しぶりです、Jinです。

今回は、自作PCのパーツ展開と選び方について解説していきます。

自作PCのパーツラインナップ、多くない?何選んでいいかわからないんだけど...

こう思ったことはありませんか?

  • PCパーツのラインナップを理解して、知識を広げたい
  • どうしてこんなにパーツの展開が多いのか知りたい
  • PCパーツを選ぶには何に注目すればいいの?

もしこんな疑問を持っているなら、この記事はきっと役に立つはず。

それじゃ、やっていこう!

この記事でわかること

  • 自作PCのパーツ展開がわかる
  • どうして自作PCのパーツを選ぶのが難しいかわかる
  • 自作初心者がチェックすべきポイントがわかる

Jinです。主にTwitterで自作PCの制作代行を行ってます。
お仕事依頼はお問い合わせまで。

はじめに:自作PCのパーツはわかりにくい

世代違いのCPU。どちらが新しいだろうか?

正直に申し上げます。自作PCのパーツはとても複雑です。 一度自作PCコーナーを訪れた方ならご存じかもしれません。

現在、PCパーツはとんでもない数の製品がが展開されているんですよね。 初めてパソコンショップに足を運んだ時、私の頭には「?」しか浮かびませんでした。 ぶっちゃけマジ意味わからん。

自作初心者は品揃えを見て絶望するまでがセット

だからパーツ選びに悩んでる人って多いと思うんです。

同じ分類なのに何種類もラインナップがあることは、必ずしもマイナスとは限りません。

むしろ自作PCの幅が広がっていく良いことではあるんです。

ただ、初心者からすると頭を悩ませる原因になりかねません。

残念なお知らせ:自作PCのパーツ選びには知識が必要

ここで残念なお知らせです。

自作PCのパーツを適切に選ぶには、ある程度の知識が必要です。

知識0でパーツを選ぼうとすると、PCとして成り立たないパーツを買いかねません。

結果的に痛い目を見てしまうことが多いんですね。

誰しも良いパーツを選びたい

それでも、やっぱり良いパーツを選んで、素晴らしいPCにしたいと思うのが人間の性(サガ)。

ゲーミングPCを作りたいならなおさらですね。PCの処理能力がプレイに直結しますから。

まずは自作PCの商品ラインナップについて知っていきましょう。

一度全体像をを俯瞰してみることで、あなたの自作PCへの理解も深まること間違いなしですよ!

自作PCパーツの展開は三つに分類される

PCパーツは価格・世代・メーカーの三つで展開しています。

それぞれを家電製品と並行して説明します。

価格×メーカー

マザーボードのラインナップ。各メーカーがそれぞれの価格帯で商品を展開している。
この時点で3×3なので9枚のラインナップである。実際はサイズやグレードが細かく分かれているため、さらに複雑になる。

多くの家電製品は、価格とメーカーの二軸で商品が展開されています。

例えば冷蔵庫なら、容量や機能によって価格帯が異なりますね。

そして、各価格帯に パナソニック ·日立(HITACHI) · 三菱 · シャープなどのメーカーが冷蔵庫を作っている形になります。

PCパーツも同じような構成です。 グラフィックボードであれば、価格はPCの処理能力・実用面の機能・見た目に反映されます。

そして、ASUS・MSI・GIGABYTEなどのメーカーが各価格帯で商品を展開しています。

価格×世代

ASUSのマザーボードラインナップ。CPUの世代は毎年更新されており、それに応じてマザーボードも発売されている。執筆時の最新は12世代である。

こちらも冷蔵庫で例えてみます。

冷蔵庫は年々機能面や電力効率面など、あらゆる点において改良が行われています。

そして改良された製品は新しく発売されます。 過去に販売されていたものは、ある程度の期間並行して販売されますが、一定以上過ぎると生産終了となります。

PCパーツでは、この世代交代がかなり激しいのが特徴です。

例えば、CPUは約一年に一度のペースで更新されています。 新しい世代のパーツは、過去の同価格帯製品に比べて処理能力が向上していたりします。

...さて、

ここまでみていると、パーツの商品展開は普通の家電製品と同じように見えます。

一体何が私たちを惑わしているのでしょうか?

自作PCパーツ選びを惑わす要因は?

マザーボード選びは最初の難関です。
全てマザーボード。

パーツ選びを惑わすポイントはいくつかあります。

  • スペックに直結しないパーツは、違いがとても分かりにくい
  • 複数のパーツを選ばなくてはならない
  • 世代によって互換性がない場合がある

スペックに直結しないパーツは、違いがとても分かりにくい

電源の良し悪しは、パッケージを見てもわかりにくい
電源の良し悪しは、パッケージを見てもわかりにくい

まずは、「そもそも違いが分かりにくい」問題から。

PCパーツの価格差は「処理能力・実用性・見た目」の三つに現れます。

ここで注目したいのは、「処理能力」の部分です。

処理能力に大きく影響するパーツはわかりやすい

CPUやグラフィックボードは、価格帯によって処理能力も大きく変わります。

CPUだと i3よりもi7が、グラフィックボードならGTX1650よりRTX3070Tiの方が性能が高い、といった感じですね。 (伝わらなかった方がいらっしゃればすみません!)

しかもその違いは測定可能なので、価格差の理由をわかりやすい形で可視化できるのです。

具体的には、ベンチマークテストというものでスコア測定したり、ゲームのフレームレートを計測したりします。

そのスコアを判断軸として、PCパーツの処理能力を評価することができるんですね。

わかりにくいのは「処理能力に大きく影響しないパーツ」

一方マザーボードや電源など、処理能力に大きく影響しないパーツは話が別です。

これらのパーツの価格差は実用性や見た目に現れることが多いです。

マザーボードならUSBポートの数が違ったり、 電源ならフルプラグインケーブルになっていたり。 この辺であれば分かりやすくて良いんですけどね。

ただ、それ以外の違いとなると、電力効率が上がったり、音質回路が良いものになっていたり...という感じなんですね。

ぶっちゃけ、初心者に「VRMフェーズの数が〜〜」とか、「メモリのクロックレイテンシ(CL)が〜〜」なんて言っても伝わらないわけです。

この「とっても分かりにくい性能の違い」が、初心者を悩ませる原因となっているんですね。ほんっとややこしい。

複数のパーツを選ばなくてはならない

次はこれ。自作PCはパーツ一つ選んだら終わりじゃないってところです。

当然ではあるんですけど、私たちはパソコンのパーツを選んでいるんです。

パソコンを構成するパーツは、場合によりますがおおよそ6~8種類ほどになります。

CPUを選んだら、次はマザーボード。 マザーボードを選んだら、次はグラフィックボード。その次は... というふうに、パソコンを構成するパーツを一つ一つ選んでいく工程になります。

これって結構大変なんですよ。

パーツそれぞれに広い商品展開があることを上で紹介しましたね。単純計算で、家電製品6~8個くらい選ぶリサーチが必要になるんです。

もちろん、これ使っとけば間違いねぇ!ってパーツもありますよ。

ただ、その判断は初めてパソコンを組もうとしている人には難しくないですか?私はそうでした。

世代によって互換性がない場合がある

最後はこれです。 パソコンパーツには、世代によって互換性のないパーツが存在します。

主に組み合わせがあるのはCPUとマザーボードです。 簡単に説明すると、過去のマザーボードと最新のCPUは互換性がないことがほとんどです。

例えば、i7 12700と、Z590 ROG STRIXは互換性がありません。 CPUとマザーボードの後ろの数字は世代を表していて、この組み合わせが正しくないと、PCとして組み上げることはできないということなんですね。

どれが過去の世代で、どれが最新の世代なのか。 これを識別できるようにならないと、適切なパーツを選ぶのは難しいんです。

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みなさんも骨身に染みているとは思いますが、こんな理由でパーツ選びの難易度が爆上がりしています。

しかし、これでパソコンパーツを選ぶ難しさを認識できましたね。 あとは攻略していくだけです!

では、何を見ていけば失敗しないパーツ選びができるのでしょうか。

自作PC初心者が必ずチェックすべきポイント

ここからは初心者がチェックすべきポイントをお伝えします。

パーツの世代と互換性

まずはPCとして成立するかどうかが一番大事です。

注意してほしいパーツは「CPU・マザーボード・メモリ」の三つ。

基本的にPCパーツの互換性問題は、それぞれの世代が噛み合わないことで発生します。

これらのパーツについている数字には、目を光らせておきましょう。

逆にここさえ注意できれば、とりあえずPCとして成立することがほとんどです!頑張りましょう。

各パーツの相場感

次に大事なのは、PCパーツの相場感です。 ざっくりとで構いませんので、各パーツの値段がどれくらいなのかを把握しておきましょう。

ローエンド、ミドルレンジ、ハイエンドがどれくらいの価格になるのか? ここまでわかるなら上出来です。

PCパーツの相場感がわかることで、「価格・メーカー・世代」3つのうちの「価格」を押さえることができます。

どのメーカーを選ぶのか?よりも どの価格帯を選ぶのか? こちらの方が重要です。

PCスペックに直結するパーツ

最後はPCのスペックに直結するパーツの情報です。

これはPCの核となるパーツを決めるのに役立ちます。

ここでいう核となるパーツとは、「CPU・グラフィックボード」の二つですね。 初めにこの二つのパーツを決定できれば、他のパーツも選びやすくなります。

CPUが決まればマザーボードの世代が、 グラフィックボードが決まれば電源の容量が、といったふうに必要な要件を導き出せるんですね。

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当然、他にも注意を払うべきポイントはあります。 しかし、初めてパソコンを組み立てる方であれば

  • パーツの世代と互換性
  • 各パーツの相場感
  • PCスペックに直結するパーツ

これらに気を配るところから始めると良いでしょう。

まとめ

この記事のポイント!

  • PCパーツは「価格×メーカー×世代」の組み合わせで展開している
  • PCパーツはそもそも違いが分かりにくい
  • PCパーツを選ぶには「世代・相場感・処理能力」に気を配る

さて、締めに入ります。 今回はPCパーツの展開と初心者が注目すべきポイントについて解説しました。

自作PCのパーツ選び、大変ですよね。 今回の内容は、過去の自分が初めて自作を考えたときにすごく悩んでいたことでした。

大切なのは、PCパーツを選ぶための判断軸を作ることだと私は考えています

判断軸さえ定まっていれば、自分に合ったパーツを選ぶこともできますし、そもそもパーツ選びで失敗することも無くなりますしね。

ただ、初めの方は有識者やショップ店員などに質問するのをおすすめしますよ。

質問する際は、

  • パーツの互換性
  • やりたいことができるPCスペックは満たせているか
  • 各PCパーツの性能はバランスが取れているか

この辺りから聞いてみると良いと思います。 頼れるものはガンガン頼っていきましょう。

もちろん、私Jinに質問しても構いませんので、お気軽にお声かけください!

  • この記事を書いた人

じん

自作PC組み立ての代行をやってます。 チェンソーマンとDr.Stoneが好き。

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