この記事は「2023年 5月16日」に更新しています。
お久しぶりです、Jinです。
この記事は一言で言うと
自作PCを15万円で作るための記事
になります。
ゲーミングPCを自作したいけど、15万あれば作れる?
という疑問をお持ちでありませんか?
- しっかりゲームができるPCが欲しい!
- ゲームもやりたいけど、配信もやりたい!
- 見た目にこだわったPCを作りたい!
もし、あなたがこのようなことを考えているなら、
「15万円」の予算は正解です。
そこで、この記事の前半では、15万円で集めるPCパーツを紹介します。

今の私ならこう作るだろうなぁ〜...
という、最高傑作のパーツを選りすぐりました。今から組める人が羨ましいなァ!!
購入後、即組み立て可能なセットになってます。
きっとお力になれるはずです。何卒。
後半では、15万円の予算はなぜ正解なのか解説しますね。
10万円の時と何が違うのか、15万円PCではどんなことができるのか、などに触れていきます。
最後には予算ちょいアップ時のアドバイスもありますので、ぜひ最後までご覧くださいね〜
それじゃ、やっていこう!
この記事でわかること
- 15万円で組める自作PCのパーツがわかる
- 15万円PCのゲーミング性能がわかる
- 10万円PCと比較して、15万円PCになるとどう変わるのかわかる
- 15万円PCのアップグレード案がわかる
パーツ選びの基準
今回のパーツ選定基準は以下の通りです。
- OS込み15万円台
- Amazonで揃えられる
購入時期によって値段は多少上下しますが、基本的に予算程度で組み上げられるのではないかと思います。
ちなみに、この記事では2つのパーツ例を紹介します。 お好みでどうぞ。
【性能重視】15万円⾃作PCのパーツリスト
早速、一つ目の15万円でPCを組む時のパーツを紹介します。

まずは性能を追い求めたパーツ構成から!
【性能重視】パーツ構成表

分類 | パーツ名 | 価格(2023 5/16時点) |
---|---|---|
CPU | i5 12400F | ¥24,000 |
グラフィックボード | NVIDIA GeForce RTX3060Ti | ¥55,655 |
メモリ | DDR4 16GB | ¥4,491 |
SSD | 500GB | ¥4,180 |
マザーボード | ASUS PRIME B660M-A D4 | ¥15,127 |
電源 | Thermaltake Smart 600W | ¥6,040 |
PCケース | Deepcool MACUBE 110 | ¥6,758 |
CPUクーラー | Deepcool AK400 | ¥3,980 |
OS | Windows 11 Home | ¥12,400 |
合計 | ¥132,631 |
パーツの選定理由
- CPU:PCの性能に直結するパーツ。ミドルスペックのi5を選択。
- グラボ:PC性能に最も影響を与えるパーツ。性能重視なら最重要
- メモリ:16GBあればOK。予算を抑えるため、動作周波数は後回し
- SSD:SATA SSDで価格を抑えつつ、ある程度容量は確保
- マザーボード:安さと性能の両立を目指す。予算的に16,000円が限界
- 電源:ミドルスペックPCなら、おおよそ600Wあればよし
- PCケース:見た目と安さの両立。ここは好みでOK
- CPUクーラー:i5なら空冷で十分。コスパの良いDeepcool空冷を選択
こちらはとにかく性能を追い求めたいかた向けの構成です。
他のパーツを低価格に抑え、グラボに予算を集中させました。

予算は限られてるけど、ハイスペックなPCが必要なんや...
そんなあなたには、こちらの構成がおすすめですね!
【バランス重視】15万円⾃作PCのパーツリスト

2つ目のPCパーツを紹介します。今回のコンセプトはバランス重視です。

次はバランスの良いパーツ構成です!
【バランス重視】パーツ構成表
分類 | パーツ名 | 価格(2023 5/16時点) |
---|---|---|
CPU | i5 12400F | ¥24,000 |
グラフィックボード | MSI GeForce RTX 3060 | ¥50,767 |
メモリ | DDR4 16GB | ¥4,086 |
SSD | 500GB | ¥4,180 |
マザーボード | TUF GAMING B660-PLUS WIFI D4 | ¥24,891 |
電源 | Fractal Design ION Gold 650W | ¥11,629 |
PCケース | Thermaltake H200 TG RGB | ¥9,475 |
CPUクーラー | Cooler Master MasterLiquid ML240L V2 ARGB | ¥13,333 |
OS | Windows 11 Home | ¥12,400 |
合計 | ¥154,761 |
こちらから一括で確認できます。
パーツの選定理由
- CPU:PCの性能に直結するパーツ。ミドルスペックのi5を選択
- グラボ:バランス重視のため一段グレードダウンだが、十分戦える
- メモリ:16GBあればOK。予算を抑えるため、動作周波数は後回し
- SSD:SATA SSDで価格を抑えつつ、ある程度容量は確保
- マザーボード:機能、性能の底上げ。25,000円を目安に選択
- 電源:650WGoldにグレードアップ。よりバランスの取れた構成に
- PCケース:より作りの良いものに変更。好みで選んでOK
- CPUクーラー:水冷により見た目と性能を両立
こちらは作りやすさ、性能のバランスを考えた構成に仕上げました。
グラボの性能を落とした代わりに、
- マザーボード
- 電源
- PCケース
- CPUクーラー
こちらを強化しています。

PCを組んでみたけど、CPUやグラボを強化したくなった!
安心してください。耐えられますよ!

次のスペックアップまで考慮した構成になっているんですね。
すでに完成したPCが欲しい方へ
PCBuildnet.comでPC販売もはじめました。
やっぱ完成してるPCが欲しいぞ!という方は要チェックです。
15万円⾃作PCの性能は:FHDで超快適なプレイが可能
ここまでは二種類の15万円PCパーツを紹介してきました。
ここからは紹介したゲーミングPCのスペックを見ていきましょう。
ベンチマーク(PCの性能を⽐較する指標)の結果を⽤いて確認します。

今回の15万円PCで採用したグラフィックボードは、RTX3060とRTX3060Tiでした。
上記グラフは、その二種類のグラフィックボードの性能を表しています。
初めに目指すべきフレームレートは「144fps」とされています。
グラフより、どのゲームにおいても高設定で144fpsを保つことができていますね〜
搭載するCPUによって、グラボの性能を活かせるか変わりますが、i5であれば基本的に問題はないと思います。
このことから、15万円で組むゲーミングPCは、フルHD画質であれば不自由なく戦える性能を持っていることがわかりました。
設定を下げて、フレームレート優先にすれば、さらに快適になりますね!

RTX3060、やるじゃん!
15万円PCは、10万円PCと何が違うのか?

色々変わっているところはありますが、特筆すべきポイントは3つですね。
- パーツ選び:選べるパーツに幅が生まれた!
- 組みやすさ:より組み立てやすくなった!
- 性能面:マルチタスクに強くなった!
パーツ選びが楽しくなる

というのも、10万円の予算の際は、選ぶパーツはほぼ決まっていたようなものでした。
ゲーミングPCとして各パーツの最低ラインを集めたら、大体10万円のラインになります。
なので予算に優先順位をつけられる状態ではないんです。
しかしそこに5万円の予算が追加されたらどうでしょうか?

メモリはそのままで、CPUはグレードアップさせて...
ここはグラボに集中させた方がいいのでは...


AとBのマザボならどっちがいいかな...?
こんな感じに、考える幅が一気に広がるんですね。
この過程がたまらなく楽しい!ぜひ体験して欲しいところです。
PCを組み立てやすくなる

こちらはバランス型の構成にした場合にはなるのですが、
10万円PCより、圧倒的に組み立てやすくなります。
それはPCケースの品質が上がるから。
PCケースの品質によって、PCの組みやすさが大きく左右されると言っても過言ではありません。
特に今回私が紹介していた、NZXT H510 。
このケースは配線管理がやりやすいのでマジで組みやすい。それも圧倒的に。
- ケーブルをうまく隠せるようになっているため、見栄えが良くなる
- 配線スペースが広いため、簡単にケーブルがケースに収まる
- シンプルでかっこいい
予算に限りがある場合は後回しでも良いですが、少し余裕があるなら1万円ほどケースに当ててあげてください。

私はこのケースに何度も助けられました...
コラム
自作erにNZXT H510が嫌いな人はいない。
より並列処理(マルチタスク)がやりやすくなる

もう一つのポイントは、マルチタスク性能が強化されたこと。
これはCPUがi3からi5に強化されたことにより、コア数、スレッド数が増えたためですね。
マルチコアの恩恵はゲーム配信など、並列処理で威力を発揮します。
具体的な目安は、
- Core i3:配信が落ちてしまう、ゲームのfpsが落ちるレベル
- Core i5:配信のみは十分可能なスペック(配信+録画は厳しめ)
- Core i7:FullHDを60fpsで配信可能(配信+録画もOK)
こんな感じです。
プロ並みの配信を行うことはできない可能性がありますが、Core i5でも十分配信ができることがわかりますね。
コラム
基本的にゲームにおいてはシングルコア性能が重要とされているが、
最近のゲーム処理はマルチコア化が進んでいるため、より良いCPUを搭載する理由が強まってきている
予算15万円が一番楽しい・コスパが高い

総じて
- パーツ選びが楽しめる
- パソコンが組み立てやすい
- 快適なゲームプレイ・配信を楽しめる
これらのバランスが最も取れているのが15万円という予算ではないでしょうか?
この辺りの価格帯は、性能が優遇されてるのもあって、色々都合がいいんですね。
...さてここでこんな質問をしてみます。
もし、ここに予算があと1万円あったらどうしましょう?
15万円ゲーミングPCに対する+αな提案

ここからカスタマイズ、グレードアップをする場合を紹介します。
もし予算があと1万円ほどあったら、どこを強化すると良いのでしょうか?
性能優先構成だった場合:土台パーツの強化

今回選んだ構成が性能優先だった場合、土台パーツの強化をオススメします。
ここでいうPCにおける土台パーツとは、
- 電源
- マザーボード
が該当しますね。
これらのパーツは直接PCのパフォーマンスに影響を与えるわけではありませんが、
PCの血肉を供給する重要なパーツです。
目安としては
- 電源:12000円程度のGold認証が付いている電源
- マザーボード:25000円程度のマザーボード
これくらいを選ぶと良い感じですね。
コラム
マザーボードを変えるときは、ケースのサイズにも注意。
バランス優先構成だった場合:グラボの強化

今回選んだのがバランス構成だったなら、グラフィックボードを強化しましょう。
その理由は以下の二つ。
- 1万円ちょっとでワンランク上のグラボに手が届くため
- RTX3060と3060Tiでは、性能差がかなりあるため
今回のPCで採用しているRTX3060のワンランク上のグラボはRTX3060Tiです。
RTX3060とRTX3060Tiでは、価格はさほど違いはない
例えば、GALAKUROモデルでの価格を見てみましょう。

この場合、価格差はなんと9000円。

価格がめっちゃ変わるわけじゃないのか...
おっしゃる通り、基本的にRTX3060とRTX3060Tiには大きな価格差がありません。
ただし性能は大きく異なる
引用:https://www.pc-koubou.jp/pc/geforce_rtx_3060ti.php
このグラフはPCのベンチマークである「3D Mark Fire Strike」を用いたスコア表になります。
- RTX3060:21817
- RTX3060Ti:28515(RTX3060の3割増)
RTX3060とRTX3060Tiの間には大きな差があることがわかるでしょうか?
このスコア差が、実際のゲームプレイにも影響してくることは言うまでもありません。
つまり、大幅に予算を設けることなく、効率的にPCのスペックを向上させることができるんですね。
これらの理由から、バランス構成からのパーツ強化なら、素直にグラボを強化することをオススメします!
コラム
配信をしたり動画編集をしたりするなら、メモリの強化も相性が良い。
予算10万円で組みたいかたへ
ここまで読んでいただいた中で、

やっぱり10万円でPCを組みたい!
というかたがいらっしゃれば、「【2022年版】ゲーミングPCを自作しよう!10万円編」が参考になるはずです。
まとめ
さて、締めに⼊ります。
この記事のポイント!
- 15万円PCはゲームと配信を両立できる性能を持っている
- 10万円PCより広いパーツ選択幅、組みやすくなる、強力なマルチタスク
- アップグレードするならマザボ・メモリ・グラボ・CPUがおすすめ
今回は15万円で組めるゲーミングPCを紹介しました。(クリックで表に戻ります)
予算が15万円になると、自作PCの楽しさを十分に楽しめるようになります。まさにスイートスポットなんですね。
選んだモデルが性能かバランスかで、パーツのアップグレード順が変わるところはポイントです。
今考えている構成がどちらなのか見比べてみて、ぜひお気に入りのパーツを探してみてください。
良い自作ライフを送ることを願っています!
ここまで読んでくれた、そんなあなたが大好きです。