お久しぶりです、Jinです。
この記事は一言で言うと
PCを構成するパーツを解説した記事
になります。
- 自作PCに必要なパーツを知りたい
- PCパーツの役割を知りたい
このようなことを考えているかたにおすすめの記事です。
自作PCを組む上では避けて通れない内容。全てはここから始まります。
早くPCを組みたくてウズウズするかもしれませんが、
知識だけでも頭に入れておくと、この後がスムーズになりますので、まずは座学からいきましょう。
それじゃ、やっていこう!

じんです。自作PC組み立て代行をやっています。
ご相談は【X(旧Twitter)】か【お問い合わせフォーム】にて。
この記事でわかること
- PCを構成するパーツがわかる
- それぞれのパーツの役割がわかる
自作PCに必要なパーツたち
自作PC・ゲーミングPCを構成するパーツは以下の通り。
名称 | 詳細・役割 | 補足 |
---|---|---|
CPU | PCの頭脳。PCの基本スペックを決める重要パーツ。 | Intel Core・AMD Ryzenが主流。 |
CPUクーラー | CPUを冷やすパーツ。空冷と水冷がある。 | CPUに付いてくることも。 |
マザーボード(MB) | パーツを繋ぐ板。全てのパーツはマザボに接続することになる。 | CPU・メモリの互換性は要確認。 |
グラフィックボード(GPU) | 3Dゲームや動画編集など、映像に関わる性能を強化する。 | ゲーミングPCには必須パーツ。 |
メモリ(RAM) | PCにおける作業スペース。 | 16GB~32GBが主流。 下のストレージとは異なるので注意。 |
ストレージ (ROM) | データを保管する場所。SSD・HDDがある。 | 今はM.2 NVMe SSDが主流。 スマホの容量と同義。 |
電源ユニット (PSU) | パーツ全体に電力を供給するパーツ。 | CPU・グラボに応じて容量を選ぶ。 |
PCケース | 各パーツを取り付ける箱。 | ATX・microATX対応など、サイズに注意。 |
ケースファン | PC内部の空気を循環するファン。 | 取り付け向きで吸気と排気を切り替える。 |
OS | PCとして動かすためのシステム。自作ならWindowsが主流。 | Windowsは別途購入 or ライセンス必須。 |
他にもありますが、主要なものはこれくらい。まずはここを押さえておきましょう!
CPU:PC全体の性能を決めるパーツ

CPU(Central Processing Unit / 中央処理装置)の役割は、PC全体の処理を行うことです。
私たちがPCで行うあらゆる作業、そのすべてをCPUが瞬時にやってくれています。例えばアプリケーションの起動、ファイルの操作、ゲームの動作など。
つまり、CPUはPCのポテンシャルを決める最も基本的なパーツです。

ちっちゃいのにすごい!
なぜCPUの性能が重要なのか
CPUの性能が高ければ高いほど、
- アプリケーションの起動が速くなる
- ゲームのフレームレート(fps)が向上する
- 複数作業(マルチタスク)でも動作が重くなりにくい
といったように、ストレスのない快適な操作体験が得られます。
もちろん、PCの快適さはCPUだけでなく、メモリやストレージ、グラフィック性能などのバランスも関係しますが...
一般的に「ハイスペックPC」には高性能なCPUが搭載されています。
メモリ:PCにおける作業スペース

メモリ(RAM / 主記憶装置)の役割は、実行中のプログラムコードを一時的に保存しておくことです。
CPUとすぐにやりとりできるため、情報の通信速度がとても速いのが特徴です。
メモリには容量があります。
容量が大きいほどたくさんのデータを一時保存できるので、同時並行で作業を進められるようになります。(ココ大事!)
なお、メモリに置かれている情報は、電源を切って放電すると失われる(揮発する)ようになっています。
シャットダウンしたら忘れちゃうんですね〜。おちゃめ。
メモリは作業机
メモリは作業机になりますね。
キッチンにおいている食材は、コック(CPU)がすぐに手にとり調理を開始することができます。(高速なデータ通信)
キッチンが広いと、多くの材料を広げることができるので、同時並行で調理を進めることができます。(大容量メモリ)
逆にキッチンが狭いと、どんなに凄腕のコックがたくさんいても、彼らはその力を発揮することはできないでしょう。
そしてキッチンの上の材料は、お店の営業が終了すると片付けられます。(情報の揮発性)
ゲーミングPCならとりあえず16GBにしよう
ゲーミングPCにおいて、メモリも重要な役割を果たします。
なぜなら、ゲームは作業領域の多くを占領してしまうからです。
人生ゲームで遊ぶときは机の上を占領しませんか?そんなイメージです。
なお、最近のPCでメジャーなのは8GB~32GBになりますが、ゲーミングPCには最低でも16GB用意してあげましょう。
グラフィックボード(ゲーミングPCには必須)

グラフィックボード(以下グラボ)は映像出力を行うパーツです。
グラボは映像出力のスペシャリスト(専門家)
グラボの役割は画面出力、動画再生を円滑に行うことです。
大事なのは、映像まわりを「「「円滑に」」」動かすというところですね。
CPUでも映像出力をすることができる場合がありますが、3D処理などの処理が得意ではありません。よわよわです。
そんなよわよわCPUに代わって、グラフィックボードが映像を映し、3D処理をやってくれるんですね。
グラボはゲーミングPCにおける最重要パーツ
ゲーミングPCにおいては、グラフィックボードは最重要パーツの一つになります。
グラボがないと、正直ゲーミングPCとして成立しません。
ゲームの性能はグラフィックボードとCPUの二つで決まると言っても過言ではないでしょう。
ちなみに、ゲーミングPCの予算の4割ほどがグラボになることも少なくありません。
それほどゲーミングPCにおける、グラボの割合は高いのです。
グラボは飲食店の...盛り付け役?
これはちょっと飲食店では例えにくいですね...
無理やり例えるなら、めちゃくちゃ盛り付けが上手な専門スタッフでしょうか。
高級フレンチのようなお店なら、きっと盛り付け専門の人がいるのでしょう。(無知)
グラボについて詳しく知りたいかたへ
「【概論】グラフィックボードとは?グラボの役割・性能・価格が丸わかり!」にて、
グラボの網羅的なお話をしています。
ストレージ(SSD、HDD)

ストレージ(ROM / 補助記憶装置)の役割は、情報の長期保存です。
ゲームやWordなどのアプリ、私たちが作ったWordの書類、思い出の写真などをしまっておく場所が、ストレージという「本棚」です。この「本棚」には、大きく分けて2つのタイプがあります。
USBメモリの親戚と思ってもらって大丈夫です。
みなさんがPCに何かを保存するときは、基本的にストレージに保存することになります。
写真やゲーム、OSもストレージに入ります。
ストレージに保存した情報は、電源を切っても消えてしまうことはありません。賢いですね。
- SSD (ソリッドステートドライブ)
- これは「よく使うものを置く、高機能な本棚」です。どこに何があるか一目瞭然で、必要なものを一瞬で取り出せます。OSやよく使うアプリ、ゲームなどをこちらに入れておくと、PCの起動や読み込みが爆発的に速くなります。
- HDD (ハードディスクドライブ)
- こちらは「たくさんのものを保管できる、巨大な書庫」のイメージ。たくさんの本(データ)を安価にしまっておけますが、目的のものを探し出すのに少し時間がかかります。写真や動画など、使用頻度は低いけれどかさばるデータの保管場所として最適です。
賢い人は、OSやアプリは高速な「本棚(SSD)」に置き、データ類は「書庫(HDD)」にしまう、という風に使い分けます。
ストレージは飲食店の「冷蔵庫」
飲食店で例えると、冷蔵庫にあたりますね。
冷蔵庫には必要な食材を入れておくことができます。
必要になったときはキッチン(メモリ)に食材を並べます。
キッチンにおいている食材ほどすぐ手に取ることはできませんが、(低速通信)
食材を長期保存できるので、腐らせることはありません。(情報保存)
ゲーミングPCなら速度と容量を確保しよう
ゲーミングPCにおいては、「データの高速通信、および大容量」が求められます。
データの高速通信ができると、ゲームのロード時間が短縮されたりします。
そのため、ストレージには高速通信が可能な「SSD」を選ぶことをお勧めします。
ゲームはファイルのサイズが非常に大きく、ストレージを占有してしまいます。
ゲーミングPCでは、最低限500GBは欲しいですね。
マザーボード(必須パーツ)

マザーボードは、上記で説明してきたパーツを合体させる存在です。
まさにマザー(母なる)ボード(基板)なんですね。
マザーボードはパーツのドッキングステーション
そんなマザーボードの役割は、各パーツ同士の情報通信を可能にすることです。
マザーボードは飲食店の土地
飲食店で例えると、飲食店の土地になります。
飲食店は、土地があることで稼働することができます。設備やコックなど、飲食店の全ては土地の上で成り立っています。
ゲーミングPCでは優先度はちょい低め
ゲーミングPCにおいては、マザーボードは拡張性が鍵となります。
前半まとめ
この記事のポイント!
- CPUは頭脳
- メモリは作業場
- グラボは映像のプロ
- ストレージはデータ保管庫
- マザーボードは全てを束ねる存在
少し長かったですね。お疲れ様でした。
各パーツを一言でまとめると、上記のようになります。
今回紹介したパーツは、どれもPCになくてはならない存在です。PCを組み立てるときは、優先的にこれらのパーツを選んでいます。
後編では、「電源ユニット」「CPUクーラー」「PCケース」について紹介していきます。
また、Jinがパーツ選びのポイントも解説します。次回もぜひ見てくださいね。
最後まで見てくれた、そんなあなたが大好きです。