自作PC

【自作PC】cpu・マザーボードはセットで買わないと損する話

お久しぶりです、Jinです。

この記事は一言で言うと

CPUとマザーボードはセット買いを狙え!」を伝える記事

になります。

CPUとマザーボードを探してるけど、結局どれがおすすめ?

そこのあなたにお届けしたい!そんな記事です。

私Jinは、おかげさまで数多くのパソコンを組み立てさせていただきました。

PCパーツを幾度となく探してきた経験を活かし

前半では、私がオススメするCPU・マザーボードのセットを紹介します

これを買っておけば間違いなし!な選りすぐりセットを自信を持ってオススメさせていただきます。

後半には、自作PC経験者しか知らないお得な情報もありますので、

ぜひ最後までご覧くださいね〜

それじゃ、やっていこう!

Jinです。主にTwitterで自作PCの制作代行を行ってます。
お仕事依頼はお問い合わせまで。

この記事でわかること

  • 価格帯別のオススメCPU・マザーボードがわかる
  • CPUとマザーボードをセットで購入すべき理由がわかる
  • CPU・マザーボードセット販売の探し方がわかる

筆者太鼓判!CPU・マザーボードセットをご紹介

まずは価格帯でざっくり絞り込んでいきますね。

  • 総額10万PC
  • 総額15万PC
  • 総額20万PC

初めてPCを組まれる方の中で、比較的多い3種の予算感でご紹介。

制作するPCは、基本的にゲーミングPC(グラボあり)を想定しています。

注意!

13世代CPUは12世代マザーボード(Z690など)と互換性があるため、組み立て可能です。

ただしBIOSアップデートが必要のため、市販品の購入時点で動かない可能性があります。

この記事では、購入時点で確実に動作するセットで紹介しております。

10万円PC:Core i3 × ~15,000円クラスマザーボード

10万円PCを目指す場合、パーツはかなり絞られます。

PCスペックを伸ばそうとする場合、予算の大半をグラボに使用することになるんですよね。

そのため、CPU・マザーボードはなるべく安く抑える方向性になります。

そんな中オススメしたいのはこの2つ!

CPUマザーボード
Core i3 12100FMSI PRO B660M-E DDR4

CPUはCore i3一択になりそう

10万円のPCを組み立てるなら、CPUはCore i3一択です。

というか、これしか選択肢はありません。

これ以上だと予算オーバーしてしまいますし、それ以下だとゲーム用途にはパワーが足りません。

しかしエントリーモデルといっても、あなどることなかれ。

最新のCore i3は、数年前のCore i7以上のゲーム性能を誇りますよ。

グラボとゲーム設定次第で144fpsも十分届きます。

マザーボードは~15,000円クラス

正直こちらもあまり余裕はありませんね。

本来であれば、マザーボードは25,000円レベルを採用したいところですが、

予算が限られているため、私が選ぶのはMSI PRO B660M-E DDR4

  • 必要最低限の機能はしっかり備え、それ以上はバッサリカット
  • 徹底されたコストカットが実現した超低価格

徹底した低価格ぶりには驚かされますが、Core i3レベルのCPUには十分な性能です。

10万円PCの組み立て例

ということで、上記を使ったPCパーツを集めちゃいました。

時期にもよりますが、おおよそ10万円で全部集められると思います。

分類 パーツ名 価格(2024 4/16時点)
CPU i3 12100F ¥14,180
グラフィックボード NVIDIA GeForce RTX 3060 ¥44,242
メモリ DDR4 16GB ¥5,180
SSD 500GB ¥6,980
マザーボード PRIME B760M-A D4 ¥17,671
電源 650W Bronze ¥7,500
PCケース Deepcool MACUBE 110 ¥5,508
OS Windows 11 Home ¥12,000
合計 ¥113,261
こちらから一括で確認できます。

パーツの選定理由

  • CPU:PCの性能に直結するパーツ。エントリースペックのi3を選択
  • グラボ:極力予算を割きたいパーツ。144fpsを目指す
  • メモリ:16GBあればOK。予算を抑えるため、動作周波数は後回し
  • SSD:M.2 の500GBを選択。ゲーム3タイトル程度であれば問題なし
  • マザーボード:予算の関係で必要最低限。これでも十分使える
  • 電源:550W以上あると安心。80+認証はBronzeでOK
  • PCケース:価格が安いものから選択。ここは好みで選んでOK

詳しくは「【2022年版】ゲーミングPCを自作しよう!10万円編」で解説しています。

このPCのゲーミング性能、ちょっと予算がある方への提案など、ワンポイントアドバイスを添えてます。

15万円PC:Core i5 × ~25,000円クラスマザーボード

10万円と比較して予算が5万円上がったことで、パーツ選択の幅が増えました。

ここでオススメなCPUとマザーボードは以下の通り!

CPUマザーボード
Core i5 12400FMSI B660 TOMAHAWK WIFI

CPUはCore i5クラスが欲しい

15万円のPCを組み立てるなら、Core i3からCore i5にグレードアップをオススメします。

理由は以下の通り。

  • 配信などのマルチコア作業に対応するため
  • グラボの足を引っ張らないようにするため

おそらく15万円ほどのPCを購入される方の中には、

悩んでいる人
悩んでいる人

ゲームはするし、配信も挑戦したい!

と思っている方もいるかもしれません。

より滑らかな動作を求め、グラフィックボードの強化を行なうことは言うまでもありませんが、

そんな時、CPUのコア数が少ないCore i3だと動作が重くなっていく可能性が出てきます。

ゲームをするだけなら問題ありませんが、やりたいことも増えますよね。だって人間だもの。

ここはCPUに投資しても良いと思っています。

マザーボードは〜25,000円クラスがオススメ

マザーボードは25,000円程度を目安にすると良いでしょう。

このクラスのマザーボードは非常にコスパが良く、

  • Wi-Fi・Bluetooth機能がついていたり
  • 分厚いヒートシンクによる冷却性能に優れていたり
  • 見た目がかっこよくなったり

なんかすごくなるのがここらへんからです。

CPUの12世代であれば、相場的にローエンドとミドルは25,000円が境目だと思います。

その中でも私の圧倒的オススメはMSI B660 TOMAHAWK WIFI

  • 電源回路は12+1+1フェーズでこだわりのある構造
  • Wi-Fi・Bluetooth、豊富なUSBポート
  • 黒基調の落ち着きつつ統一感のあるトーン

Core i7レベルにも十分通用する価格帯のマザーボードです。

この価格帯で一番高級感のあるマザーボードだと私は断言します。

15万円PCの組み立て例

上記のパーツを使って、実際にPCパーツをまるっと集めた例になります。

+5万円あると、だいぶ組み立ての幅が広がるんですよね。

分類 パーツ名 価格(2024 4/16時点)
CPU i5 13400F ¥31,280
グラフィックボード GeForce RTX 4060 ¥51,280
メモリ DDR4 16GB ¥5,180
SSD M.2 1TB ¥6,980
マザーボード PRO B760-P WIFI DDR4 ¥21,575
電源 Thermaltake TOUGHPOWER GF 750W ¥12,100
PCケース NZXT H5 Flow ¥14,445
CPUクーラー MSI MAG CORELIQUID M240 ¥9,480
OS Windows 11 Home ¥12,000
合計 ¥164,320

こちらから一括で確認できます。

パーツの選定理由

  • CPU:PCの性能に直結するパーツ。ミドルスペックのi5を選択
  • グラボ:バランス重視のため一段グレードダウンだが、十分戦える
  • メモリ:16GBあればOK。予算を抑えるため、動作周波数は後回し
  • SSD:M.2 の500GBを選択。ゲーム3タイトル程度であれば問題なし
  • マザーボード:機能、性能の底上げ。25,000円を目安に選択
  • 電源:650WGoldにグレードアップ。よりバランスの取れた構成に
  • PCケース:より作りの良いものに変更。好みで選んでOK
  • CPUクーラー:水冷により見た目と性能を両立

詳しくは「15万円でゲーミングPCを自作しよう!【2023年版】」で解説しています。

20万円PC:Core i7 × ~30,000円クラスマザーボード

最後は20万円PCです。

ここまでくると、俗に言う「ハイエンドモデル」の仲間入り直前ですね。

そんな20万円PCにオススメなセットはこちら。

CPUマザーボード
Core i7 12700FROG STRIX Z690-A GAMING WIFI D4

CPUはCore i7レベルを選択可能

20万円レベルになると、CPUはCore i7を選択できるようになります。

Core i7はより高いフレームレートを維持したり、マルチコア作業を行うかた向けのCPUですね。

だいたいなんでもこなせちゃいます。

マザーボードは15万円と同じモデルでOK!こだわるのもよし

マザーボードに関しては、25,000円クラスで全然戦えます。

ただし、ここからの価格帯を希望する方はこだわりも強いのでは…?(私がそうです)

そんなあなたにオススメなのはROG STRIX Z690-A GAMING WIFI D4です。

  • 白基調PCに使える美しいボディで高級感がすごい
  • Z690チップセット搭載
  • 電源があればBIOSアップデート可能な「USB BIOS Flashback」機能

ぶっちゃけ一番最初ですよ、オススメしたい理由は。

なんたってメチャクチャかっこいい。

一般的なユーザーにとって、マザーボードの最大の差別化ポイントは見た目だと思います。

ある程度の価格帯以上であれば、基本的に抑えるべきポイントは押さえてますからね。

20万円PCの組み立て例

例によってパーツセットのご紹介です。

今回は15万円PCとマザーボードの変更はありません。グラボとCPUが大幅に強化された印象でしょうか。

スペックを追い求めるのはもちろんですが、PC全体においてパーツの品質を高めに選んでみました。

分類 パーツ名 価格(2024 4/16時点)
CPU Core i5-13600KF ¥45,480
グラフィックボード NVIDIA GeForce RTX3070Ti ¥67,000
メモリ DDR4 3200Mhz 32GB ¥12,500
SSD M.2 SSD 1TB ¥6,980
マザーボード B760 Pro RS/D4 ¥17,145
電源 Thermaltake TOUGHPOWER GF 750W GOLD ¥12,100
PCケース NZXT H5 Flow ¥14,445
CPUクーラー MSI MAG CORELIQUID M240 ¥9,480
OS Windows 11 Home ¥12,000
合計 ¥197,130

こちらのリンクから、まとめて確認できます。

 

パーツの選定理由

各自作PCパーツの選定理由は以下の通りです。:

  • CPU:PCの性能に直結するパーツ。ハイスペックのi7を選択。
  • グラボ:PC性能に最も影響を与えるパーツ。予算の許す限り注ぎ込む
  • メモリ:32GBを選択。容量を重視。
  • SSD:M.2SSDの1TBを確保。信頼のSamsung SSDを選択。
  • マザーボード:25,000円を目安に選択。このレベルのマザーは十分強い
  • 電源:おおよそ750Wあれば安心。
  • PCケース:ここは好みでOK。マザボとの互換性だけ注意。
  • CPUクーラー:水冷クーラーで見た目と性能を両立

詳しくは「【予算20万円】ゲーミングPCを自作しよう【2023年版】」にて解説しています。

CPU・マザーボードの相性を知りたい方へ

【INTEL】CPU・マザーボード対応表で互換性をチェック。【最新版】」にて

過去〜最新までのCPUとマザーボードの相性・互換性について紹介しています。

書い替え時も記載していますので、覗いてみてください〜

CPU・マザーボードはセット購入がお得な理由

ぶっちゃけここからが本題です。

私がCPUとマザーボードをセットで購入した方が良いと思うのはなぜか?

そこには大きく2つの理由があります。

CPU・マザーボードの互換性によるミスがなくなる

初心者にとって1番ありがたいのが、パーツ選びのミスがなくなると言う点でしょう。

自作PCって、パーツ構成を考えないと物理的に組み立てられなくなるケースがあるんですが、

その中で1番起こりやすいのがCPUとマザーボードのセットなんです。

CPUとマザーボードには互換性が存在する

これは、CPUとマザーボードを別々に購入してしまったり、独立したものだと考えて購入してしまうことが原因の1つとされてますね。

実際何度か組み立てたことがある人であれば、

このCPUにはどのマザーボードが必要なんだろう?

みたいに考えることができるんですけど、

初めて自作PCに挑戦する方は、そうはいきませんよね。

オンラインでPCパーツを購入する際は要注意!

また、店舗購入ではなくオンラインで購入した方ほど、このミスは起こしやすいとも言えます。

実店舗で購入する場合は、もしパーツ構成を間違えていたとしても、

悩んでいる人
悩んでいる人

このパーツでレジお願いしまァす!

この組み合わせだと動かないんですけど、大丈夫ですか?

普通の人
普通の人
悩んでいる人
悩んでいる人

えっ、あっ、アッッ!?

レジでストップがかかる!みたいなことになります。他の人のチェックが入るんですね。

ただ、ネットでの購入だとそれがわからない。だから間違えてしまうんです。

ここでセット購入が光る

ここで強い味方になるのが、パーツのセット購入。

強制的にCPUとマザーボードを合わせて販売してくれるので、まず互換性がないことはありません。

CPU・マザーボードの組み合わせが合っているか心配な方にとって、1番安心できる買い方になるんじゃないでしょうか?私はそう思います。

CPUとマザーボードの互換性ってなんぞや?

って思ってる方がいらっしゃいましたら

【INTEL】CPU・マザーボード対応表で互換性をチェック。【最新版】」で解説しています。

セット販売は別々購入より安い可能性がある

過去のCPU・マザボセットのセール

そしてもう一つの魅力が、セット販売は値引きされている可能性があるところです。

ぶっちゃけ私はこっち狙いです。

例えば、別々で買えばCPUは40,000円、マザーボードが2万5000円だったものが、セットで購入すると60,000円で購入できるようなイメージです。抱き合わせってヤツですね。

実際、私もセット購入で安くパソコンパーツを入手した経験があります。

私が最初に買ったのは2019年頃だったんですけど、この時行っていたのはryzen7 2700Xとマザーボードのセット販売でした。

この時、なんと6480円引き。

Jin
Jin

6480円!?

ギョッとしてしまった私は、すでに持っていたRyzen5 2600Xから乗り換えてしまったのでした。

私がセットで買ったパーツ。あーあ、買っちゃったよ

このようにセット販売を活用すれば

  • PCの予算を抑えたり
  • 浮いた予算を他のパーツのグレードアップに使ったり

いいことずくめですね!

セールは不定期開催という点に注意

ちなみに、このようなセット割っていうのは、常に行われているわけではありません。

なので「必ず安く購入できる!」と思うのは待ってほしいかもです。

ただ、セット販売の存在を知っているだけで、アドバンテージを取れちゃってます。

だって知らなかったら、安くなる選択肢すら思い浮かばないわけですから。

なので、

セット販売で値引きキャンペーンが行われていないかね?

積極的にチェックすると圧倒的にお得なんです。

CPU・マザーボードセットはどこで購入できる?

ここまでは、セット販売がなぜお得か解説してきました。

では実際に購入するとなると、どこで買うか迷いますよね。

このようなCPUマザーボードセットはどこで購入できるのでしょうか?

パソコン専門ショップ

それは主にパソコン専門店です。 パソコン専門店と言うのは

上記のようなパソコンの専門販売店のことです。 ビッグカメラやヤマダ電機などの家電量販店は該当しません。

このようなお店であれば、店舗・ネット販売どちらでもセット購入できる可能性がありますし、

値引き価格で購入するチャンスは大きいでしょう。

セット商品をうまく探す・安く買う方法

最後に、このセット販売をうまく見つける方法をこっそりお伝えしますね。

くれぐれも他の人に知られないように、ここまで読み進めてくれた、あなただけの秘密です...

私がお勧めしたい方法は

  1. まずはお店に行ってみる
  2. その後ネットで探す

この流れですね。

ちなみに、この流れはCPU・マザーボードセットだけに限らず、PCパーツ集め全般にオススメです。

まずはPCショップに行くべし

超絶お得なセール情報

とにかく、まずはお店に行ってみましょう。

実は店舗でしか行われていないセット販売って結構あるんですよ。

上の例で挙げた私が購入したCPU・マザボセットの話ですが、そちらのセールは店舗購入のみが対象でした。

仮に店舗のみならずオンラインもセール対象だったとしても、その情報をオンラインで入手するのは難しかったりします。

逆に、店舗ではチラシや張り紙などで、セール情報を公開している可能性が高いのがいいところですね。

情報を掴みやすくなっているのはとてもありがたい。

実店舗を見ながらネットで探す

店舗で情報を掴んだら、次はネットでも探してみましょう。

見つけたセット商品の名前で検索して、価格.comで最安値を確認しましょう。

仮にセットで価格が下がっていたとしても、そもそもの価格が高い場合は意味がありませんからね。

もし店舗価格がネットの最安価格より下回っていた場合、それは間違いなく「買い」です。

コラム

パソコン工房の場合、CPUのページにマザーボードセットが表示される。

たまにすごく安くなってることもあるので、ぜひ確認してほしい。

まとめ

この記事のポイント!

  • CPU・マザーボードセット購入は間違いがなくなるのでお得!
  • CPU・マザーボードセット購入は安くなる可能性があるのでお得!
  • CPU・マザーボードセット購入は店舗→ネットで探せ!

さて、締めに入ります。

今回は「CPU・マザーボードをセットで購入しないと損する?」というテーマでしたね。

前半では私がオススメするCPU・マザーボードを価格帯別に紹介しました。

あれを選んでおけば間違いないので、ぜひ参考にどうぞ。

後半ではCPU・マザーボード、およびPCパーツ購入のススメを解説させていただきました。

このあたりは知っているか知らないかの世界なんですね。

自作PCに限らず、この情報入手方法はとても有効ですよ。ぜひお試しあれ。

最後まで読んでくれた、そんなあなたが大好きです。

  • この記事を書いた人

じん

自作PC組み立ての代行をやってます。 チェンソーマンとDr.Stoneが好き。

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