お久しぶりです、Jinです。今回は
ゲーミングPCは10万円で作れるの?
というテーマの記事になります。
ゲーミングpcを⾃作しようと考えている人の多くが、こんなことでお悩みだと思います。
- 自作PCってどれくらいの金額が相場なの?
- いくらで作れるん?
- とりあえず戦えるPCが欲しい
その予算のボーダーとして、キリが良くてちょうど良いのが10万円ではないでしょうか?
今回は、10万円で作る⾃作PCのパーツを紹介します。
それに付随して、自作PCの基本的なおさらいから、10万円PCパーツ構成に対する提案だったりをしていきます。
とにかく早く構成を知りたい!
という⽅は、こちらのリンクからパーツ構成のセクションへ⾶んでください。
それではやっていこう!
この記事でわかること
- ゲーミングPCの「10万円」という⾦額の相場感を知れる
- 10万円PCのパーツ構成がわかる
- 10万円PCのゲーミング性能がわかる
- 10万円PCのアップグレード案を知れる
10万円で⾃作PCは作れる?

パーツ構成の話に⼊る前に、
「10万円でゲーミングPCは⾃作できるか?」
という疑問について回答したいと思います。
結論を言うと「できます」。
ただし、パーツ選びには制約があることを知っておくと良いでしょう。
このことについては、後半で説明しますね。
10万円⾃作PCのパーツリスト

早速、10万円でPCを組む時のパーツを紹介します。
今回のパーツ選定基準は以下の通り。
- OS込み10万円台
- できるだけゲーム性能を伸ばせる構成に
- Amazonで揃えられる
ちなみに、PCショップのセールを利⽤したりすれば
価格を抑えたり予算内で性能を上げられる可能性はあります。
今回の構成をベースに、⾃分の状況に合わせてパーツをカスタマイズするのが良いでしょう。
パーツ構成表
分類 | パーツ名 | 価格(2023 3/12時点) |
---|---|---|
CPU | i3 12100F | ¥15,380 |
グラフィックボード | MSI RTX 3050 VENTUS | ¥44,700 |
メモリ | DDR4 16GB | ¥5,880 |
SSD | 500GB | ¥4,480 |
マザーボード | MSI PRO B660M-E | ¥13,200 |
電源 | XPG PYLON パイロン 550W | ¥6,227 |
PCケース | Deepcool MACUBE 110 | ¥6,758 |
OS | Windows 11 Home | ¥9,800 |
合計 | ¥106,425 |
購入時期によりますが、上記構成で10万円台で組むことができます。
10万円以外の価格帯で自作PCをやりたいかたには、
「【Amazonで買える】自作pcキットを紹介。初心者に「こそ」おすすめ!」で解説しています。
パーツ選びの簡単な解説

それぞれのパーツの選定理由です。選ぶ際の参考にどうぞ。
- グラボ:ゲーム性能に最も影響を与えるパーツ。予算が許す限り良いものを選ぶ
- CPU:こちらもゲーム性能に影響あり。価格的にi3で必要十分
- メモリ:16GBあればOK。動作周波数は後回しで良い
- SSD:SATA SSDで価格を抑えつつパフォーマンスを維持
- マザーボード:とにかく最低限、最低価格で予算拡大
- 電源:こちらも最低限の容量を選択。
- PCケース:見た目と安さの両立。ここは好みでOK
ここからは自作PCの知識についておさらいしていきます。
興味のある方は覗いていってください。
PCの基本構成のおさらい

PCとして動作するには以下のパーツが必要で、これさえあれば、とりあえずPCとして使用できます。
- CPU
- メモリ
- マザーボード
- ストレージ(SSD、HDD)
- 電源ユニット
- OS
これに加えて、一般的なPCとして完成させるために、PCケースが必要です。
そして上記パーツに加えて、ゲームをするには「グラフィックボード」(以下グラボ)というパーツが必要となるのです。
グラボの役割は、主に負荷のかかる映像を出力すること。
彼のおかげで、ゲームの繊細で激しい映像を出力できているんですね。
グラフィックボードが高価!

そんなグラボですが、PCパーツの中でもお値段が高いんです!
最低限ゲームができるスペックのグラボですら下限2万円から…という具合。
上は数十万ほどにもなる重量級なパーツです。
そうなると、当然ですが他のパーツに使える金額も少なくなるわけです。

今回の10万円PCでは、グラボが予算の約40%を占めている
PCパーツは基本的に1つ1万円前後から購入できます。
グラフィックボードを抜いたパーツ数は合計7個。
単純計算で最低7万円必要になると言うこと。
そのことを考えると、結果的に10万円だとパーツ選びに割と制約がある状態ということになるんですね。
しかし、そうはいっても10万円でもゲーミングPCを自作することはもちろんできます!
10万円ゲーミングPCは、どのくらいの性能なのでしょうか?
10万円⾃作PCの性能
ここからは今回私が紹介したゲーミングPCのスペックを見ていきましょう。
ベンチマーク(PCの性能を⽐較する指標)の結果を⽤いて確認します。

VALORANTについては平均292fpsだた、グラフの全体に合わせるため省略している。
今大人気なAPEX LEGENDは、高設定では120fpsを保つことができるようです。
高負荷時には下がると思いますが、基本的なプレイはひとまず問題ないと思われます。
その他ゲームでもフレームレートは確保できていますね。
このことから、FHD画質であれば快適にプレイできる性能を10万円ゲーミングPCが持っていることがわかります。
設定を下げて、フレームレート優先にすれば、さらに快適になりますね!
これで10万円ゲーミングPCの実力がわかったと思います。悪くないですね。
...さてここでこんな質問をしてみます。
もし、ここに予算があと1万円あったらどうしましょう?
10万円ゲーミングPCに対する+αな提案

ここからカスタマイズ、グレードアップをする場合を紹介します。
前述の通り、今回の10万円PCの構成はあまり余裕がある構成ではありません。
具体的には、性能を⼤きく左右するグラフィックボードにできるだけ予算をさいた構成と⾔えるでしょう。
もし更なる性能向上を望むなら、CPUとグラフィックボードの性能をあげることになります。
それだと少なくとも2,3万〜は欲しいところです。
しかし、これだと15万円に近づいてしまいますね。

流石にそこまでは予算がないな...
そんなあなたに向けたアドバイスがあります!

ここからは少しだけ予算を伸ばせるよ、という⽅に向けたアドバイスになります。
具体的には1万円だけ伸ばせる!って方です。一体どのパーツを強化するかというと...
ズバリ、マザーボードや電源のアップデートをオススメします。そう考える理由を紹介します。
プラス1万円なら「電源、マザーボード」のグレードアップ

PCパーツは「PCスペックへの貢献度」で⼤きく2つに分類できます。
グラフィックボードやメモリ、CPUなどは、PCスペックを⼤きく変える⼒があります。
また、これらのパーツたちは⽐較的交換しやすいパーツでもあるんですね。
逆にマザーボード、電源は交換しにくいパーツです。
しかも、⾼価なものを選んでも、PCスペックにはあまり影響を与えません。
それゆえ、マザーボードや電源は軽視されがちかもしれませんね。
しかし、マザーボードや電源はPCの⼟台となるパーツであることを忘れてはいけません。

縁の下の力持ちってことか...
大器晩成型のPCを組む
仮に良いマザーボードを積んでおけば、交換しやすいパーツ(かつ性能に直結するパーツ)だけを⼊れ替えながら、徐々にスペックアップを⽬指すことができます。
例えば、こんなことができるできるようになります。
- まずは10万円でPCを組んで、まずは遊ぶ。
- 時間が経つごとにスペックに直結するパーツを⼊れ替える
これは大器晩成型のPCの組み方になります。
自身と共にPCも成長させよう

大器晩成型PCの最大のメリットは、追加費⽤を限りなく抑えつつ、スペックアップが可能という点にあります。
PCパーツは基本的にリセールバリュー(売る時の価格)が下がりにくいという特性があります。
簡単に言えば、最初の構成のCPUやグラボなどが売れるということですね。
つまり、
- 初期投資は10万だけ
- スペックアップの際は追加投資額を抑えられる
こんなことが可能になるんです。
最初に高額な投資が必要ないという点で、初めての⾃作には⾮常に有効です。
このPCの作り方を実現するためには、⼟台となるパーツの性能は重要になるんですね〜
なんだかんだ土台パーツも重要ってコト

これらの理由で、1万円あったら土台パーツに投資しよう!ってことを言いたかったです。
- 電源容量が少なければ、高性能なグラボに載せ替えても電力不足に
- マザーボードが弱ければ、ハイスペックなパーツを最大限活かせない
土台に投資しておくことで、上記のような状況を回避できます。
これまで紹介した⽅法は、予算をあまり用意できないという方にこそ、強くお勧めしたいですね。
10万円のゲーミングPCでも⼗分遊べるスペックは持っているんです。
初めから⾼いPCを⽬指してPCで遊べない時間が⽣まれるくらいなら、スペックは低くても遊べた方がよっぽど良いです。
時間は有限だと言うことを忘れてはならない。(戒め)

ちなみに個人的な重要度は電源>マザーボード。
電源が悪いと、PCの全てを巻き込んで自爆する…
引用:ドラゴンボール
これ冗談じゃないので、少しだけ注意です。
自作のハードルが高いならBTO
でも自作PCはやっぱり難しい...
そんなかたは、無理に自作PCに挑戦するのではなくBTOを購入するのもアリです。
自作PCはあくまでも「趣味」の延長線にあります。PCの組み立て自体を楽しめることが前提だと私は考えます。
まずは市販品を購入して、慣れてきたら自作に挑戦するという方法もありますので、自身の気持ちと相談しながら決めてみてくださいね。
「10万円で買えるゲーミングPC!購入できるモデルを徹底解説」で10万円前後で購入できるPCについて言及があります。参考にしてみてくださいね。
個⼈的な感想、まとめ
さて、締めに⼊ります。
この記事のポイント!
- 10万円でゲーミングPCは組める
- 10万円だとパーツ選びに制約がある
- 10万円PCはちゃんと遊べるスペック
- スペックアップは電源、マザーボードがおすすめ
今回は10万円で組めるゲーミングPCを紹介しました。(クリックで表に戻ります)
10万円でも⼗分遊べるスペックのPCを組み⽴てることができるのが強みですね。
スペックアップをする際はマザーボードや電源のような、ベースとなるパーツの強化をお勧めします!
良い自作ライフを送ることを願っています。
ここまで読んでくれた、そんなあなたが大好きです。