お久しぶりです、Jinです。
この記事は一言で言うと
ゲームを4k60fpsで遊ぶために必要なPCスペックについて解説した記事
になります。
- 4K 60fpsでゲームをプレイしたい!
- だけどどんなPCを選んだらいいかわからない...
このようなことを考えているかたにおすすめの記事です。
前半では、ゲームを4k60fpsでプレイするために必要なグラボを紹介します。合わせてグラボの選び方や、中古グラボの考え方についても解説しているので必見です。
後半では、4k 60fpsで動作するゲーミングPCを解説します。自作PCについても触れるので、最後まで読んでもらえると嬉しいです。
それじゃ、やっていこう!

じんです。自作PC組み立て代行をやっています。
ご相談は【X(旧Twitter)】か【お問い合わせフォーム】にて。
この記事でわかること
- 4K 60fpsでゲームを遊ぶために必要なPCスペックがわかる
- どのグラボ・PCを買えばいいかわかる
- RTX3000番台の中古グラボを買ってはいけない理由がわかる
結論:RX7800XT / RX7900XTが高コスパ

先に結論から。
今4K 60fpsでゲームを楽しみたいと思っているなら、「AMD RX 7800XT」や「AMD RX 7900XT」が高コスパでおすすめです。
- 自力のスペックがまず優秀
- ビデオメモリが多い
- AMD FSR(フレーム生成)が優秀
4k60fpsの美麗なゲーム体験を求めるなら、これらのグラボが今のところ最高の選択肢だと思います。
4k 60fpsでゲームをプレイできるPCが欲しいなら、iiyama LEVEL-M77M-137F-UL2XでOKです。
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4k 60fpsの基準:サイバーパンクが遊べること

ここからが本題になります。
まず最初に理解しておきたいのは、ゲームによって要求スペックが大きく異なるということです。
"Minecraft"や"VALORANT"やなら低スペPCでも動くんですけど、"Apex Legends"や"FF15"ならそれなりの環境が必要になります。
今回は、"サイバーパンク2077"を基準に、4K60fpsを実現できるPCで考えていきます。このゲームは他に比べてPCにかかる負荷が強く、ある程度スペックが高いPCでないと遊べないくらい重いです。
逆に言えば、このゲームで60fpsを出せれば、他の多くのゲームも大丈夫ってわけですね。
コラム
海外では、低スペックで古いPCを「PotatoPC」と呼ぶらしい。
「Potato(ポテト)」で「鈍臭い」という意味。
4k 60fps対応!おすすめのグラフィックボード

早速4k60fpsでゲームをプレイする人向けのグラフィックボードを紹介します。もちろんCPUも大事ですが、4k60fpsを目指す上でより重要なのはグラボ選びです。
コスパよく4kでプレイするなら、RX7800XTかRX7900XTがおすすめ

はじめにもお伝えしましたが、4k60fpsでゲームを遊ぶなら費用対効果が高いRX7800XTとRX7900XTがおすすめです。
- RX7800XTの平均fps:74fps
- RX7900XTの平均fps:94fps
どちらのグラボでも、多くのゲームで4k 最高画質60fpsを維持できていることがわかります。
4k 60fpsを実現するためのグラボの選び方
グラボを選ぶときに見ておくと良いポイントはビデオメモリの容量が12GB以上くらいでしょうか。
4K設定にするときの快適さは、ビデオメモリ(VRAM)の搭載量でだいぶ変わってきます。
例えばRTX4060Tiは、VRAM容量8GBのものが多く流通しています。WQHD画質までであれば健闘するんですけど、4kになると途端にパフォーマンスが下がってしまうんですよね。これはVRAM搭載量が4kでのプレイには足りていないことを意味しています。
4KでプレイするならCPUはそこまで重視しなくてよい

4Kでゲームするなら、CPUも高いくないといけないのかな...
確かにCPUも大事だけど、グラボほど重視しなくても大丈夫!

実は4Kでゲームを遊ぶ際には、CPUの性能がフレームレートにあまり影響しない場合が多いです。
例えば、Ryzen5 7600XとRyzen7 7800X3Dを比較した時、4Kでのプレイであればさほど影響してこない、というイメージです。
CPUがより重要となる順番としては「FHD>WQHD>4K」の順番。つまり、解像度が低いほど、CPU性能がフレームレートに大きく関わってきます。

じゃあ、CPUはCore i3とかローエンドでもいいってこと?
そこまで極端だと厳しくなるかな...

もちろん、4Kしか遊ばないから最低ランクのCPUでも良い、というわけではありません。FHDの動作すらちょっと怪しい...というようなCPU、世代の古いCPUは選ぶべきではありません。
- 最新世代のCPU
- DDR5対応
- Ryzen5、Core i5以上
この辺りで絞り込んでもらえれば、少なくともハズレを引くことはなくなるはず。
中古3000番の旧世代は買うな


もしかしたら、1世代前のグラボって良い選択肢かも?
そう思われるかもしれませんが、ちょっと待ってください。
確かにRTX3080や3090の中古市場に出回っていて、VRAMも12GB以上ある。そして安いことがあるんですけど、ぶっちゃけおすすめしません。
素直に3000番台を買う旨みがない
正直言って、今更RTX 3000番台を買う理由ってあんまりないんですよね。
新しく出たRTX 4070TiやRX7900XTのコスパが良すぎて、3000番台を過去の産物にしてしまいました。実際にスペック表を見てみても、RTX4070Tiが健闘しているのが分かります。
おまけに1fpsあたりの消費電力(ワットパフォーマンス)についても、4000番台が圧倒しているので、ますます購入する理由がなくなってしまいます。
また、最新のゲームではフレーム生成機能が使える場合がありますが、3000番台グラボだと非対応だったりします。
安い中古はマイニングあがりで、壊れる可能性あり
また、中古で安い3000番台グラボに手を出すのはちょっと危険です。というのも、今出回っている3000番台のグラボの多くが、マイニングで使われてる可能性が高いんです。
簡単に言うと、マイニングは仮想通貨を生成するために計算処理をさせる作業なんですけど、この過程でグラボにはかなりの負荷がかかります。結果、寿命を縮めてしまうってわけです。
そんなマイニングですり減った状態のグラボを買ってしまうと、すぐに壊れる可能性が高まります。それなら最初から新世代に手を出した方がいいですよね。例えどんなにお得でも。
もちろん、そこのリスクも見越した上で中古グラボを購入するのはOK。あくまでも自己責任ですけどね。
4k60fpsが出るゲーミングPC
完成品のPCも紹介しておきます。
ぶっちゃけRTX4070TiかRX7900XTを搭載したゲーミングPCであれば大体OKですが、コスパが良さそうなものを選んでみました。
G TUNE DG-A7A8X

CPU | Ryzen7 7800X3D |
グラフィックボード | RX 7800XT |
メモリ | DDR5 32GB |
容量 | 1TB SSD (NVMe Gen4) |
価格 | 304,800円 |
AMD Ryzen 7 7800X3D と AMD Radeon RX 7800 XT を搭載した、非常に高性能なミニタワー型ゲーミングPCです。
Ryzen 7 7800X3Dの強力なゲーム性能と、RX 7800 XTの描画力を併せ持つことで、最新のヘビー級ゲームも余裕を持ってプレイできます。
その他標準構成も充実していて、 メモリが32GB(DDR5‑5200、16GB×2、デュアルチャネル)、ストレージには 1TBのNVMe Gen4×4 SSD が装備されており、容量面でも安心。
価格は公式直販で 304,800円〜 と、性能の割にコストパフォーマンスも高い万能モデルです。
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G TUNE FG-A7A7X

CPU | Ryzen7 9800X3D |
グラフィックボード | RX 9070XT |
メモリ | DDR5 32GB |
容量 | 2TB SSD (NVMe Gen4) |
価格 | 449,900円 |
先ほど紹介したPCよりも、世代の新しいRyzen 7 9800X3DとRadeon RX 9070 XTを搭載。
ほぼすべてのゲームが快適に動作し、例えば4Kや高リフレッシュ環境でのプレイや、レイトレーシング表現も余裕を持ってこなせるポテンシャルがあります。
また、標準構成でも32GBメモリ(DDR5‑5600、16GB×2、デュアルチャネル)と2TB NVMe Gen4×4 SSDを搭載しており、容量面でも文句なし。見た目もいいのにDVDスーパーマルチドライブも標準装備されていて、嬉しいポイントがたくさんあるPCです。
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iiyama PC LEVEL-R779-LC139-UL2X | パソコン工房【公式通販】
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4k60fpsが出る自作PCパーツ

実はPCって自作もできるんです。4k 60fpsで遊べるPCを組み立てるための自作PCパーツも紹介しますね。
PCを自作するメリットだけざっくり伝えると、こんな感じです。
- 市販品より安く組める(かも)
- パーツのカスタマイズし放題
分類 | パーツ名 | 価格(2025 8/8時点) |
---|---|---|
CPU | Ryzen7 9700X | ¥49,488 |
マザーボード | ASUS TUF GAMING B650-PLUS WIFI | ¥19,718 |
グラフィックボード | RADEON RX 9070 XT | ¥116,700 |
メモリ | DDR5 32GB | ¥15,290 |
SSD | M.2 2TB | ¥17,080 |
電源 | 850w Gold | ¥15,764 |
CPUクーラー | ASUS PRIME LC 360 ARGB | ¥12,969 |
PCケース | CORSAIR FRAME 4000D RS ARGB | ¥14,827 |
OS | Windows 11 Home | ¥14,696 |
合計 | ¥276,532 |
パーツの選定理由
- CPU:PCの性能に直結するパーツ。 Ryzen 7 9700Xでグラボとの相性をとる
- グラボ:極力予算を割きたいパーツ。2025年8月時点ではRX9070XTがおすすめ
- メモリ:32GBあればOK。5600Mhz以上あればなお良し
- SSD:M.2 の2TBを選択。これだけあれば当分困らない
- マザーボード:B650は安くて優秀なマザーが多い。25,000円前後でOK
- 電源:850W以上あると安心。80+ GOLDが好ましい
- CPUクーラー:360mm水冷でCPUを冷却。
- PCケース:大きなグラボが入るケースを選ぶ。グラボ基準は330mm以上
市販品でここまでこだわろうとすると、意外と痒いところに手が届かないんですよね。しかも高くなる...
そんな時はPCを自作してみるのも一つの選択肢です。
まとめ:RX7800XTかRX7900XTで快適な4Kゲームライフを
この記事のポイント!
- 4k60fpsでゲームを遊ぶならRX7800XTかRX7900XTでOK
- VRAM12GB以上のグラボがおすすめ
- BTOでカスタマイズ性が足りないなら自作PCもあり
さて、締めに入ります。
今回の記事では、4k60fpsで遊ぶためのグラボとゲーミングPCを紹介しました。
RX7800XTかRX7900XTを選んでおけば、大体のゲームは4k 60fpsで遊ぶことができます。もしくはそれらが搭載されたゲーミングPCですね。
コストをより抑えるならRX7800XT、よりfpsを伸ばしたいならRX7900XT、さらに上のスペックを求めるならRX7900XTX以上を選ぶといい感じです。
また、自分に合ったゲーミングPCが見つからない場合は、自作してみるのも1つの手段です。大変なところもあると思うんですけど、めちゃくちゃ楽しいですよ〜!
最後まで読んでくれた、そんなあなたが大好きです。