この記事は「2025年 3月15日」に更新しています。
お久しぶりです、Jinです。この記事は一言で言うと
自作PCを15万円で作るための記事
になります。
ゲーミングPCを自作したいけど、15万あれば作れる?
という疑問をお持ちでありませんか?
- しっかりゲームができるPCが欲しい!
- ゲームもやりたいけど、配信もやりたい!
- 見た目にこだわったPCを作りたい!
このようなことを考えているなら、「15万円」の予算はピッタリ。予算に余裕ができることで、パーツ選びの自由度が高くなります。
しかし、自由度が上がるということは、選ぶのも一苦労になるというもの。選択肢が多いと迷っちゃいますよね。
そこで、記事の前半では15万円で集めるPCパーツを紹介します。
数多くのPCを自作してきたJinが、

今の私ならこう作るだろうなぁ〜...
という、パーツを選りすぐりました。今から組める人が羨ましいぞ!
後半では、15万円の予算はなぜ正解なのか詳しく解説します。10万円の時と何が違うのか、15万円PCではどんなことができるのか、などに触れていきます。
最後には予算アップ時のアドバイスもありますので、ぜひ最後までご覧ください。
それじゃ、やっていこう!

じんです。自作PC組み立て代行をやっています。
ご相談は【X(旧Twitter)】か【お問い合わせフォーム】にて。
この記事でわかること
- 15万円で組める自作PCのパーツがわかる
- 15万円PCのゲーミング性能がわかる
- 10万円PCと比較して、15万円PCになるとどう変わるのかわかる
- 15万円PCのアップグレード案がわかる
パーツ選びの基準
今回のパーツ選定基準は以下の通りです。
- OS込み15万円台
- Amazonで揃えられる
購入時期によって値段が変動しますが、基本的に予算程度で組み上げられるのではないかと思います。
15万円⾃作PCのパーツリスト
今話題のモンハンワイルズも、このPCなら快適にプレイ可能!
早速、15万円でPCを組む時のパーツを紹介します。
分類 | パーツ名 | 価格(2025 3/15時点) |
---|---|---|
CPU | Ryzen5 7600X | ¥35,000 |
グラフィックボード | Radeon RX 7600XT | ¥60,840 |
メモリ | DDR5 32GB | ¥10,980 |
SSD | M.2 1TB | ¥8,780 |
マザーボード | ASUS TUF GAMING B650M-E WIFI | ¥18,162 |
電源 | 650W Bronze | ¥7,269 |
PCケース | ZALMAN Z1 Iceberg Black | ¥6,528 |
CPUクーラー | Thermalright AssassinX 120 | ¥2,399 |
OS | Windows 11 Home | ¥15,000 |
合計 | ¥162,958 |
パーツの選定理由
- CPU:PCの性能に直結するパーツ。Ryzen5 7600Xを選択。
- グラボ:PC性能に最も影響を与えるパーツ。性能重視なら最重要
- メモリ:32GBで余裕ある構成に。予算を抑えるため、動作周波数は後回し
- SSD:M.2 の1TBを選択。ゲームに加えて動画保存もある程度対応
- マザーボード:安さと性能の両立を目指す。予算的に18,000円が限界
- 電源:ミドルスペックPCなら、おおよそ650Wあればよし
- PCケース:見た目と安さの両立。ここは好みでOK
- CPUクーラー:Ryzen5なら空冷で十分。予算があるなら水冷でも
コラム
Ryzen 7000番シリーズは、AM5マザーボードを使用する。
この規格は長く使われるため、今後のアップグレードに対応可能なので、とてもおすすめ。
自分好みにカスタムしたいけどわからない...というあなたへ

パーツリストを参考に、色々カスタムしてみたい!
だけど選び方がわからない...
ぜひ私を頼ってほしいな...!

X(旧Twitter)もしくはお問い合わせフォームから、あなたにあったパーツをご提案します!
- ご予算
- PCでやりたいこと(プレイしたいゲーム、動画編集、配信、など)
- PCの見た目の希望(RGBが欲しい、白色がいい、見た目はいいから性能に特化したい、など)
- Wi-Fi、Bluetoothの要否
などお伝えいただければ、PCパーツをまとめたアマゾンリンクを作ります。
Jinは自作PCに挑戦するあなたを応援しています。
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https://x.com/pc16691297
x.com
他の価格帯の自作PCを検討しているあなたへ

15万円もいいんだけど、他の価格帯のPCも見てみたいかも
そんなあなたには、「【Amazonで買える】自作pcキットを紹介。初心者に「こそ」おすすめ!」を覗いてみてください。求めている予算感のPCパーツ構成が見つかるかもしれません。
15万円⾃作PCの性能:FHDで快適なプレイが可能
ここまでは15万円PCパーツを紹介してきました。
ここからは紹介したゲーミングPCのスペックを見ていきましょう。
ベンチマーク(PCの性能を⽐較する指標)の結果を⽤いて確認します。

今回の15万円PCで採用したグラフィックボードは、RX7600XTでした。上記グラフは、そのグラフィックボードの性能を表しています。
話題のモンハンワイルズは60fpsを維持できていますね。apex legendsやvalorantでも200fps以上と、性能を申し分なく発揮しています。
搭載するCPUによって、グラボの性能を活かせるか変わりますが、最新のRyzen5やCore i5以上であれば基本的に問題はないと思います。
このことから、15万円で組むゲーミングPCは、フルHD画質であれば不自由なく戦える性能を持っていることがわかりました。
設定を下げてフレームレート優先にすれば、さらに快適になりますね!
コラム
Apexのような3Dシューティングゲームにおいて、目指すべきフレームレートは「144fps」とされている。
15万円PCは、10万円PCと何が違うのか?

色々変わっているところはありますが、特筆すべきポイントは3つですね。
- パーツ選び:選べるパーツに幅が生まれる
- 組みやすさ:より組み立てやすくなる
- 性能面:マルチタスクに強くなる
パーツ選びに幅が生まれる

というのも、10万円の予算の際は、選ぶパーツはほぼ決まっていたようなものでした。
ゲーミングPCとして各パーツの最低ラインを集めたら、大体10万円のラインになります。なので、予算に優先順位をつけられる状態ではないんです。
しかしそこに5万円の予算が追加されたらどうでしょうか?

メモリはそのままで、CPUはグレードアップさせて...

ここはグラボに集中させた方がいいのでは...

AとBのマザボならどっちがいいかな...?
こんな感じに、考える幅が一気に広がるんですね。
この過程がたまらなく楽しい!ぜひ体験して欲しいところです。
PCを組み立てやすくなる

こちらはバランス型の構成にした場合にはなるのですが、10万円PCより、圧倒的に組み立てやすくなります。
それはPCケースの品質が上がるから。私が思う良いケースの特徴はこれ:
- ケーブルをうまく隠せるようになっているため、見栄えが良くなる
- 配線スペースが広いため、簡単にケーブルがケースに収まる
- シンプルでかっこいい
最後の1行は好みで分かれますが、上2つは譲れない要素です。
PCケースの品質によって、PCの組みやすさが大きく左右されると言っても過言ではありません。
組んできた中で組みやすかったケース一覧を貼っておきます。
より並列処理(マルチタスク)がやりやすくなる

もう一つのポイントは、マルチタスク性能が強化されたこと。
これはCPUがRyzen5 7600Xに強化されたことにより、コア数、スレッド数が増えたためですね。
マルチコアの恩恵はゲーム配信など、並列処理で威力を発揮します。
具体的な目安は、
- Core i3・Ryzen3:配信が落ちてしまう、ゲームのfpsが落ちるレベル
- Core i5・Ryzen5:配信のみは十分可能なスペック(配信+録画は厳しめ)
- Core i7・Ryzen7:FullHDを60fpsで配信可能(配信+録画もOK)
こんな感じです。
プロ並みの配信を行うことはできない可能性がありますが、 Ryzen5でも十分配信ができることがわかりますね。
コラム
基本的にゲームにおいてはシングルコア性能が重要とされているが、
最近のゲームはマルチコア処理への対応が進んでいるため、より良いCPUを搭載するメリットが強まってきている
予算15万円の自作PCが一番楽しい

総じて、15万円の自作PCは、いろんなメリットを享受することができます:
- パーツ選びが楽しめる
- パソコンが組み立てやすい
- 快適なゲームプレイ・配信を楽しめる
これらのバランスが最も取れているのが15万円という予算ではないでしょうか?この価格帯は性能が優遇されてるのもあって、色々都合がいいんですね。
...さてここでこんな質問をしてみます。
もし、ここに予算があと1万円あったらどうしましょう?
15万円ゲーミングPCに対する+αな提案

ここからカスタマイズ、グレードアップをする場合を紹介します。
もし予算があと1万円ほどあったら、どこを強化すると良いのでしょうか?
結論:グラボの強化がおすすめ

RX7600XTを選んだのですが場合、グラフィックボードの強化も視野に入ってきます。
その理由は以下の二つ。
- 1万円ちょっとでワンランク上のグラボに手が届くため
- RX7600XTとRX7700XTでは、性能差が割とあるため
今回のPCで採用しているRX7600XTのワンランク上のグラボはRX7700XTです。
価格差は1万円ちょっと


例えばRX7700XTの場合、おおよそ1万円ちょっとでワンランク上のグラボが購入できます。

価格がめっちゃ変わるわけじゃないのか...
ただし性能は大きく異なる

このグラフモンハンワイルズのfpsを表示しているグラフです。
- RTX3060Ti:62.5
- RTX4060Ti:81.3
今回の計測では、1.3倍ほど性能差が開きました。解像度や設定が違えば、この差はもっと大きくなることも。
つまり、大幅に予算を設けることなく、効率的にPCのスペックを向上させることができるんですね。
これらの理由から、PC購入の予算に余裕があるなら、素直にグラボを強化することをオススメします!
コラム
配信をしたり動画編集をしたりするなら、メモリの強化も相性が良い。
土台パーツの強化も悪くないかも

グラボ以外で考えると土台パーツの強化をオススメします。
ここでいうPCにおける土台パーツとは、
- 電源
- マザーボード
が該当しますね。
これらのパーツは直接PCのパフォーマンスに影響を与えるわけではありませんが、PCの血肉を供給する重要なパーツです。
目安としては
- 電源:15000円前後のGold認証が付いている電源
- マザーボード:25000円程度のマザーボード
これくらいを選ぶと良い感じです。
コラム
マザーボードを変えるときは、ケースのサイズにも注意。
この記事のまとめ
さて、締めに⼊ります。
この記事のポイント!
- 15万円PCはゲームと配信を両立できる性能を持っている
- 10万円PCより広いパーツ選択幅、組みやすくなる、強力なマルチタスク
- アップグレードするならマザボ・メモリ・グラボ・CPUがおすすめ
今回は15万円で組めるゲーミングPCを紹介しました。(クリックで表に戻ります)
予算が15万円になると、自作PCの楽しさを十分に楽しめるようになります。まさにスイートスポットなんですね。
良い自作ライフを送ることを願っています!
ここまで読んでくれた、そんなあなたが大好きです。