自作PC

予算15万円でゲーミングPCを自作しよう!【2024年11月版】

この記事は「2024年 11月6日」に更新しています。

お久しぶりです、Jinです。

この記事は一言で言うと

自作PCを15万円で作るための記事

になります。

ゲーミングPCを自作したいけど、15万あれば作れる?

という疑問をお持ちでありませんか?

  • しっかりゲームができるPCが欲しい!
  • ゲームもやりたいけど、配信もやりたい!
  • 見た目にこだわったPCを作りたい!

もし、あなたがこのようなことを考えているなら、「15万円」の予算は正解です。というのも、パーツ選びの自由度が格段に上がるからなんです。

しかし、自由度が上がるということは、選ぶのも一苦労になるというもの。選択肢が多いと迷っちゃいますよね。

そこで、この記事の前半では、15万円で集めるPCパーツを紹介します

Jin
Jin

今の私ならこう作るだろうなぁ〜...

という、最高傑作のパーツを選りすぐりました。今から組める人が羨ましいぞ!!

購入後、即組み立て可能なセットになってます。きっとお力になれるはずです。何卒。

後半では、15万円の予算はなぜ正解なのか詳しく解説します。10万円の時と何が違うのか、15万円PCではどんなことができるのか、などに触れていきます。

最後には予算ちょいアップ時のアドバイスもありますので、ぜひ最後までご覧くださいね〜

それじゃ、やっていこう!

Jinです。主にTwitterで自作PCの制作代行を行ってます。
お仕事依頼はお問い合わせまで。

この記事でわかること

  • 15万円で組める自作PCのパーツがわかる
  • 15万円PCのゲーミング性能がわかる
  • 10万円PCと比較して、15万円PCになるとどう変わるのかわかる
  • 15万円PCのアップグレード案がわかる

パーツ選びの基準

今回のパーツ選定基準は以下の通りです。

  • OS込み15万円台
  • Amazonで揃えられる

購入時期によって値段は多少上下しますが、基本的に予算程度で組み上げられるのではないかと思います。

この記事では2つのパーツ例を紹介します。

【性能重視】15万円⾃作PCのパーツリスト

早速、一つ目の15万円でPCを組む時のパーツを紹介します。

Jin
Jin

まずは性能を追い求めたパーツ構成から!

【性能重視】15万円PCパーツ構成表

分類 パーツ名 価格(2024 11/6時点)
CPU i5 13400F ¥29,240
グラフィックボード NVIDIA GeForce RTX4060Ti ¥62,500
メモリ DDR4 32GB ¥7,235
SSD M.2 1TB ¥10,780
マザーボード ASUS PRIME B760M-A D4 ¥14,286
電源 650W Bronze ¥8,500
PCケース Thermaltake S100 ¥4,883
CPUクーラー SCYTHE 虎徹 MARK3 ¥3,400
OS Windows 11 Home ¥15,173
合計 ¥155,997
こちらから

一括で確認できます。

パーツの選定理由

  • CPU:PCの性能に直結するパーツ。ミドルスペックのi5を選択。
  • グラボ:PC性能に最も影響を与えるパーツ。性能重視なら最重要
  • メモリ:32GBで余裕ある構成に。予算を抑えるため、動作周波数は後回し
  • SSD:M.2 の1TBを選択。ゲームに加えて動画保存もある程度対応
  • マザーボード:安さと性能の両立を目指す。予算的に16,000円が限界
  • 電源:ミドルスペックPCなら、おおよそ650Wあればよし
  • PCケース:見た目と安さの両立。ここは好みでOK
  • CPUクーラー:i5なら空冷で十分。予算があるなら水冷でも

こちらはとにかく性能を追い求めたいかた向けの構成です。

他のパーツを低価格に抑え、グラボに予算を集中させました。

悩んでいる人
悩んでいる人

予算は限られてるけど、ハイスペックなPCが必要なんや...

そんなあなたには、こちらの構成がおすすめですね!

コラム

CPU候補としてRYZEN 5700Xも良いが、これより上はRYZEN9しか残されていないため、アップグレードの幅が狭い。

PCBuildnet.comでは、パワー不足を感じた時にスペックアップできるインテルで組むことを推奨している。

【バランス重視】15万円⾃作PCのパーツリスト

2つ目のPCパーツを紹介します。今回のコンセプトはバランス重視です。

Jin
Jin

次はバランスの良いパーツ構成です!

【バランス重視】15万円PCパーツ構成表

 

分類 パーツ名 価格(2024 11/5時点)
CPU Core i5 13400F ¥28,980
グラフィックボード GeForce RTX 4060 ¥43,500
メモリ DDR5 32GB ¥13,313
SSD M.2 SSD 1TB ¥10,780
マザーボード MSI MPG B760M EDGE TI WIFI ¥16,809
電源 Thermaltake TOUGHPOWER GF 750W GOLD ¥13,812
PCケース ZALMAN Z1 Iceberg Black ¥6,552
CPUクーラー MSI MAG CORELIQUID M240 ¥9,172
OS Windows 11 Home ¥15,173
合計 ¥158,091

こちらのリンクから、まとめて確認できます。

パーツの選定理由

  • CPU:PCの性能に直結するパーツ。ミドルスペックのi5を選択
  • グラボ:バランス重視のため一段グレードダウンだが、十分戦える
  • メモリ:32GBほしいところ。ヒートシンクありだと耐久性アップ
  • SSD:M.2 の1TBを選択。ゲーム3タイトル程度であれば問題なし
  • マザーボード:機能、性能の底上げ。25,000円を目安に選択
  • 電源:予算削減のため据え置き。可能なら750WGoldにグレードアップしたい。
  • PCケース:より作りの良いものに変更。好みで選んでOK
  • CPUクーラー:水冷により見た目と性能を両立

こちらは作りやすさ、性能のバランスを考えた構成に仕上げました。

グラボの性能を落とした代わりに、

  • マザーボード
  • 電源
  • PCケース
  • CPUクーラー

こちらを強化しています。

悩んでいる人
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PCを組んでみたけど、CPUやグラボを強化したくなった!

という気持ちになっても、電源やマザーボードが強いおかげで無駄なくスペックアップできます。

自分好みにカスタムしたいけどわからない...というあなたへ

悩んでいる人
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パーツリストを参考に、色々カスタムしてみたい!

だけど選び方がわからない...

ぜひ私を頼ってほしいな...!

Jin
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X(旧Twitter)もしくはお問い合わせフォームから、あなたにあったパーツをご提案します!

  • ご予算
  • PCでやりたいこと(プレイしたいゲーム、動画編集、配信、など)
  • PCの見た目の希望(RGBが欲しい、白色がいい、見た目はいいから性能に特化したい、など)
  • Wi-Fi、Bluetoothの要否

などお伝えいただければ、PCパーツをまとめたアマゾンリンクを作ります。

Jinは自作PCに挑戦するあなたを応援しています。

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他の価格帯の自作PCを検討しているあなたへ

悩んでいる人
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15万円もいいんだけど、他の価格帯のPCも見てみたいかも

そんなあなたには、【Amazonで買える】自作pcキットを紹介。初心者に「こそ」おすすめ!を覗いてみてください。求めている予算感のPCパーツ構成が見つかるかもしれません。

15万円⾃作PCの性能:FHDで超快適なプレイが可能

ここまでは二種類の15万円PCパーツを紹介してきました。

ここからは紹介したゲーミングPCのスペックを見ていきましょう。

ベンチマーク(PCの性能を⽐較する指標)の結果を⽤いて確認します。

RTX3060TiとRTX4060Tiの平均fpsを表示しているグラフ(最高設定)。VALORANTは240fpsを大幅に超えたため割愛

今回の15万円PCで採用したグラフィックボードは、RTX4060とRTX4060Tiでした。上記グラフは、その二種類のグラフィックボードの性能を表しています。

グラフより、どのゲームにおいても高設定で144fpsを保つことができていますね。

搭載するCPUによって、グラボの性能を活かせるか変わりますが、i5であれば基本的に問題はないと思います。

このことから、15万円で組むゲーミングPCは、フルHD画質であれば不自由なく戦える性能を持っていることがわかりました。

設定を下げてフレームレート優先にすれば、さらに快適になりますね!

コラム

Apexのような3Dシューティングゲームにおいて、目指すべきフレームレートは「144fps」とされている。

15万円PCは、10万円PCと何が違うのか?

色々変わっているところはありますが、特筆すべきポイントは3つですね。

  • パーツ選び:選べるパーツに幅が生まれた!
  • 組みやすさ:より組み立てやすくなった!
  • 性能面:マルチタスクに強くなった!

パーツ選びが楽しくなる

というのも、10万円の予算の際は、選ぶパーツはほぼ決まっていたようなものでした。

ゲーミングPCとして各パーツの最低ラインを集めたら、大体10万円のラインになります。

なので予算に優先順位をつけられる状態ではないんです。

しかしそこに5万円の予算が追加されたらどうでしょうか?

悩んでいる人
悩んでいる人

メモリはそのままで、CPUはグレードアップさせて...

ここはグラボに集中させた方がいいのでは...

悩んでいる人
悩んでいる人
悩んでいる人
悩んでいる人

AとBのマザボならどっちがいいかな...?

こんな感じに、考える幅が一気に広がるんですね。

この過程がたまらなく楽しい!ぜひ体験して欲しいところです。

PCを組み立てやすくなる

こちらはバランス型の構成にした場合にはなるのですが、

10万円PCより、圧倒的に組み立てやすくなります。

それはPCケースの品質が上がるから。

PCケースの品質によって、PCの組みやすさが大きく左右されると言っても過言ではありません。

予算の関係で紹介できませんでしたが、おすすめのケースはNZXT H5

このケースは配線管理がやりやすいのでマジで組みやすい。それも圧倒的に。

  • ケーブルをうまく隠せるようになっているため、見栄えが良くなる
  • 配線スペースが広いため、簡単にケーブルがケースに収まる
  • シンプルでかっこいい

配線スペースが広いのに加え、配線を隠すおしゃれなカバーもついているおかげで、初心者でも綺麗に仕上がりやすいです。

予算に限りがある場合は後回しでも良いですが、少し余裕があるなら1万円ほどケースに当ててあげてください。

Jin
Jin

私はこのケースに何度も助けられました...
サンキュー、NZXT。

コラム

自作erにNZXTのケースが嫌いな人はいない。

より並列処理(マルチタスク)がやりやすくなる

もう一つのポイントは、マルチタスク性能が強化されたこと。

これはCPUがi3からi5に強化されたことにより、コア数、スレッド数が増えたためですね。

マルチコアの恩恵はゲーム配信など、並列処理で威力を発揮します。

具体的な目安は、

  • Core i3:配信が落ちてしまう、ゲームのfpsが落ちるレベル
  • Core i5:配信のみは十分可能なスペック(配信+録画は厳しめ)
  • Core i7:FullHDを60fpsで配信可能(配信+録画もOK)

こんな感じです。

プロ並みの配信を行うことはできない可能性がありますが、Core i5でも十分配信ができることがわかりますね。

コラム

基本的にゲームにおいてはシングルコア性能が重要とされているが、

最近のゲームはマルチコア処理への対応が進んでいるため、より良いCPUを搭載するメリットが強まってきている

予算15万円の自作PCが一番楽しいんすわ

総じて、15万円の自作PCは、いろんなメリットを享受することができます:

  • パーツ選びが楽しめる
  • パソコンが組み立てやすい
  • 快適なゲームプレイ・配信を楽しめる

これらのバランスが最も取れているのが15万円という予算ではないでしょうか?この価格帯は性能が優遇されてるのもあって、色々都合がいいんですね。

...さてここでこんな質問をしてみます。

もし、ここに予算があと1万円あったらどうしましょう?

15万円ゲーミングPCに対する+αな提案

ここからカスタマイズ、グレードアップをする場合を紹介します。

もし予算があと1万円ほどあったら、どこを強化すると良いのでしょうか?

結論:土台パーツの強化がおすすめです

今回選んだ構成が性能優先だった場合、土台パーツの強化をオススメします。

ここでいうPCにおける土台パーツとは、

  • 電源
  • マザーボード

が該当しますね。

これらのパーツは直接PCのパフォーマンスに影響を与えるわけではありませんが、

PCの血肉を供給する重要なパーツです。

目安としては

  • 電源:15000円前後のGold認証が付いている電源
  • マザーボード:25000円程度のマザーボード

これくらいを選ぶと良い感じですね。

コラム

マザーボードを変えるときは、ケースのサイズにも注意。

グラボの強化も悪くないかも

RTX3060Tiを選んでいる場合、グラフィックボードの強化も視野に入ってきます。

その理由は以下の二つ。

  • 1万円ちょっとでワンランク上のグラボに手が届くため
  • RTX3060Tiと4060Tiでは、性能差が割とあるため

今回のPCで採用しているRTX3060Tiのワンランク上のグラボはRTX4060Tiです。

価格差は1万円ちょっと

例えばRTX3060Tiの場合、おおよそ1万円ちょっとでワンランク上のグラボが購入できます。

悩んでいる人
悩んでいる人

価格がめっちゃ変わるわけじゃないのか...

ただし性能は大きく異なる

このグラフは先ほどのゲームのfpsを表示しているグラフです。

  • RTX3060Ti:174
  • RTX4060Ti:199(RTX3060Tiの15%増)

RTX3060TiとRTX4060Tiの間には差があることがわかるでしょうか?このスコア差が、実際のゲームプレイにおいて急なカクつきを防いだりしてくれます。

おまけに電力も良くなっているので、ワットパフォーマンスが高いのもポイントです。

つまり、大幅に予算を設けることなく、効率的にPCのスペックを向上させることができるんですね。

これらの理由から、バランス構成からのパーツ強化なら、素直にグラボを強化することをオススメします!

コラム

配信をしたり動画編集をしたりするなら、メモリの強化も相性が良い。

この記事のまとめ

さて、締めに⼊ります。

この記事のポイント!

  • 15万円PCはゲームと配信を両立できる性能を持っている
  • 10万円PCより広いパーツ選択幅、組みやすくなる、強力なマルチタスク
  • アップグレードするならマザボ・メモリ・グラボ・CPUがおすすめ

今回は15万円で組めるゲーミングPCを紹介しました。(クリックで表に戻ります

予算が15万円になると、自作PCの楽しさを十分に楽しめるようになります。まさにスイートスポットなんですね。

選んだモデルが性能かバランスかで、パーツのアップグレード順が変わるところはポイントです。

今考えている構成がどちらなのか見比べてみて、ぜひお気に入りのパーツを探してみてください。

良い自作ライフを送ることを願っています!

ここまで読んでくれた、そんなあなたが大好きです。

  • この記事を書いた人

じん

自作PCの情報に特化したメディア「PCBuildnet.com」の管理人。数多くのPC組み立て経験より、自作PCに挑戦する方に役立つ情報を発信している。 自作PC組み立ての代行も受付中。

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