お久しぶりです、Jinです。
この記事は一言で言うと
「Escape from Tarkov(タルコフ)をPCで遊びたい!」という気持ちにお答えした記事
になります。
- タルコフをゲーム機でプレイしていたけど、PCで快適にプレイしたい!
- 自分で組んでみたいけど、パーツ構成がわからない...
- 自作PCで、タルコフがどれくらい動くか知りたい!
このようなことを考えているかたにおすすめの記事です。
Escape from Tarkov(タルコフ)は、待望の公式バージョン1.0が2025年11月15日にリリース予定!やったね!
正式リリースを前に、「今からPCで快適にプレイできる環境を整えたい」という人も増えています。
そんな方に向けて、あらゆる人にオススメできる自作PC構成を、予算別に紹介しています。
後半では、タルコフをプレイするのに必須な周辺機器の選び方も紹介しています。ここまで揃えて自作PCの完成とまで考えているので、PCでタルコフを始めたいあなたには必見です。
それじゃ、やっていこう!
じんです。自作PC組み立て代行をやっています。
ご相談は【X(旧Twitter)】か【お問い合わせフォーム】にて。
この記事でわかること
- タルコフをプレイするための自作PCパーツ構成がわかる
- あなたにどの自作PCパーツ構成が合っているのかがわかる
- ゲーム用周辺機器の揃え方がわかる
タルコフの最小・推奨スペック

本題の前に、まずは公式の最小・推奨スペックを確認しましょう。
| 最小システム要件 | 推奨システム要件 | |
|---|---|---|
| OS | Windows 10 | Windows 11 |
| プロセッサー | AMD Ryzen 5 3600 or similar | Intel Core i7-14700F or better |
| メモリ | 16GB | 16GB |
| グラフィック | GTX 1660 or similar | RTX 4070 or better |
システム要件の情報は役に立たないので、ここではタルコフというゲームの特徴・傾向について軽く触れておきます。
プレイヤーの状況や場面によってfpsが変化するのはどのゲームでも当たり前ですが、タルコフではその振れ幅がでかい傾向にあります。市街地に行くほどfpsが落ち込んでいきます。
例えばこんな感じ。
- 周囲に自分だけ:平均150~160 fps
- 周囲に1人いる:平均110~130 fps
- 周囲に2人以上:平均80~100 fps
- 周囲に3~4人以上:平均55~75 fps
というのも、タルコフ側がグラフィックボードの性能をうまく活かせないようです。
特に「Streets of Tarkov」モードでは、プレイヤーやAIが増えると一気にフレームレートが落ち込み、ハイエンドグラボでも性能を活かしきれません。
よって、グラボへの過剰な投資はNG。グラボはそこそこに、CPUに投資した方が良さげです。
タルコフが動作する自作PC構成を紹介
ここからが本題。タルコフが遊べるPC構成をチェックしていきましょう!
【最小スペック】10万円~で組める自作PC
| 分類 | パーツ名 | 価格(2025 9/13時点) |
|---|---|---|
| CPU | Ryzen7 5700X | ¥22,700 |
| グラフィックボード | Radeon RX 7600 | ¥35,145 |
| メモリ | DDR4 16GB | ¥5,635 |
| SSD | M.2 500GB | ¥5,780 |
| マザーボード | PRIME A520M-E | ¥4,020 |
| 電源 | 650W Bronze | ¥5,691 |
| CPUクーラー | 空冷クーラー | ¥2,729 |
| PCケース | ZALMAN Z1 Iceberg Black | ¥7,805 |
| OS | Windows 11 Home | ¥16,000 |
| 合計 | ¥105,505 |
パーツの選定理由
- CPU:PCの性能に直結するパーツ。 マザボが安いので Ryzen7 5700Xを選択
- グラボ:極力予算を割きたいパーツ。144fpsを目指す
- メモリ:16GBあればOK。予算を抑えるため、動作周波数は後回し
- SSD:M.2 の500GBを選択。ゲーム3タイトル程度であれば問題なし
- マザーボード:予算の関係で必要最低限。これでも十分使える
- 電源:550W以上あると安心。80+認証はBronzeでOK
- PCケース:価格が安いものから選択。ここは好みで選んでOK
こちらの構成を参考にすれば、10万円前後でタルコフを遊べるPCが組めます。
【おすすめスペック】15万円~で組める自作PC
10万円のPCでも十分タルコフは動作するのですが、負荷がかかる場面だと、一時的にカクつく可能性も。
一瞬が命取りな戦闘ゲームにおいて、重要な場面を逃すわけにはいきません。
ということでおすすめなのが以下の構成。
| 分類 | パーツ名 | 価格(2025 9/13時点) |
|---|---|---|
| CPU | Ryzen5 7600X | ¥31,480 |
| グラフィックボード | Radeon RX 9060XT 16GB | ¥61,414 |
| メモリ | DDR5 32GB | ¥10,282 |
| SSD | M.2 1TB | ¥8,780 |
| マザーボード | ASUS TUF GAMING B650M-E WIFI | ¥18,162 |
| 電源 | 650W Bronze | ¥5,691 |
| PCケース | ZALMAN Z1 Iceberg Black | ¥7,805 |
| CPUクーラー | Thermalright AssassinX 120 | ¥2,399 |
| OS | Windows 11 Home | ¥16,000 |
| 合計 | ¥162,013 |
パーツの選定理由
- CPU:PCの性能に直結するパーツ。Ryzen5 7600Xを選択。
- グラボ:PC性能に最も影響を与えるパーツ。性能重視なら最重要
- メモリ:32GBで余裕ある構成に。予算を抑えるため、動作周波数は後回し
- SSD:M.2 の1TBを選択。ゲームに加えて動画保存もある程度対応
- マザーボード:安さと性能の両立を目指す。予算的に18,000円が限界
- 電源:ミドルスペックPCなら、おおよそ650Wあればよし
- PCケース:見た目と安さの両立。ここは好みでOK
- CPUクーラー:Ryzen5なら空冷で十分。予算があるなら水冷でも
予算に余裕があるなら、CPUをRyzen7 7700にしてもよいかも。
【ハイスペック】240fps貼り付きで遊べる自作PC
他の重量級ゲームをやったり、配信をしたりなど、スペックに余裕が欲しい方はこちらの構成がおすすめ。
| 分類 | パーツ名 | 価格(2025 9/13時点) |
|---|---|---|
| CPU | Ryzen7 9700X | ¥49,980 |
| マザーボード | ASUS TUF GAMING B650-PLUS WIFI | ¥19,718 |
| グラフィックボード | RADEON RX 9070 XT | ¥105,859 |
| メモリ | DDR5 32GB | ¥15,290 |
| SSD | M.2 2TB | ¥19,880 |
| 電源 | 850w Gold | ¥16,141 |
| CPUクーラー | ASUS PRIME LC 360 ARGB | ¥12,101 |
| PCケース | CORSAIR FRAME 4000D RS ARGB | ¥16,318 |
| OS | Windows 11 Home | ¥16,000 |
| 合計 | ¥271,287 |
パーツの選定理由
- CPU:PCの性能に直結するパーツ。 Ryzen 7 9700Xでグラボとの相性をとる
- グラボ:極力予算を割きたいパーツ。2025年8月時点ではRX9070XTがおすすめ
- メモリ:32GBあればOK。5600Mhz以上あればなお良し
- SSD:M.2 の2TBを選択。これだけあれば当分困らない
- マザーボード:B650は安くて優秀なマザーが多い。25,000円前後でOK
- 電源:850W以上あると安心。80+ GOLDが好ましい
- CPUクーラー:360mm水冷でCPUを冷却。
- PCケース:大きなグラボが入るケースを選ぶ。グラボ基準は330mm以上
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パーツリストを参考に、色々カスタムしてみたい!
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- ご予算
- PCでやりたいこと(プレイしたいゲーム、動画編集、配信、など)
- PCの見た目の希望(RGBが欲しい、白色がいい、見た目はいいから性能に特化したい、など)
- Wi-Fi、Bluetoothの要否
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予算別でタルコフがどれくらい動くか?
せっかくパーツをそろえてPCを組むなら、「この構成でタルコフがどれくらい快適に動くのか」が気になりますよね。
ここでは、10万円・15万円・30万円の構成別に、実際の動作目安をまとめてみました。どの構成を選べば、自分の遊び方に合った快適さを得られるのか、参考にしてみてください。
タルコフ動作目安(構成別)
| 構成 | 快適さの目安 | 具体的な動作イメージ |
|---|---|---|
| 【最小スペック】10万円PC | とりあえず遊べるレベル | 1080p・中設定で平均60fps前後。設定を下げれば100fpsも狙える。カジュアルに遊ぶ分には最適。 |
| 【おすすめ】15万円PC | かなり快適 | 1080p・高設定で100〜140fps。撃ち合い時も安定して動作。配信なしで快適にレイドを回せる。 |
| 【ハイスペック】30万円PC | プロ仕様 | 1440p・最高設定でも180〜200fps前後。配信しながらでも快適。長期的に使える余裕の構成。 |
10万円PC(エントリー向け)
コスパ重視な性能。設定を中〜低にすれば、タルコフなら十分快適です。マップ探索やソロレイド中心なら問題なくプレイできます。
ただし、建物の多いエリアや銃撃戦が続く場面では一時的にカクつくことも。
メモリやGPUに余裕がない構成だと、重いマップ(例:Streets of Tarkovなど)で負荷を感じる場合があります。
「まずはタルコフを始めてみたい」「予算を抑えてゲーミングPCを組みたい」という人にぴったりの構成です。
15万円PC(おすすめ構成)
予算を少し上げるだけで、快適さはぐっと向上します。タルコフで安定して撃ち合いを楽しむなら、このクラスがひとつの目安です。
この構成なら中〜高設定でも平均100fps以上を狙えます。激しい戦闘や夜レイドでも安定した動作が期待でき、快適にプレイ可能。配信などをやらないなら、このクラスで長く戦えます。
「タルコフで安定して戦いたい」「他のFPSやAAAタイトルも快適に遊びたい」という方にはベストバランスの構成です。
30万円PC(ハイスペック構成)
ハイスペック構成では、もはやプロレベルの動作環境です。高設定でも滑らかな描画が可能で、撃ち合い中もほぼフレーム落ちなし。配信や録画を同時に行っても安定して動作します。
余裕のあるGPU性能により、4K解像度にも対応。最新タイトル(Cyberpunk 2077やStarfieldなど)も問題なく動作します。
「大会を目指す」「映像もきれいに残したい」「最高の環境でプレイしたい」という方におすすめな構成です。
タルコフにおすすめな周辺機器
PCでゲームをプレイするには、PC本体に加えて周辺機器が必要になります。
実際に映像を描画するモニターや、操作をするキーボードやマウスなど、これらはゲームを快適にプレイする上でめちゃくちゃ重要。
これからゲームを始めるかたに向けて、選び方のコツとおすすめをお伝えします。
モニター:144hz~240hz対応を
必ず、「リフレッシュレートが144hz以上」のモニターを選びましょう。それ以外にも重要な要素はありますが、ここだけは押さえておきたい。
予算的には17,000円〜あたりで考えておけばOKです。
チェックポイント!
- 144hz以上に対応していること
- パネルはVAかIPS。TNはおすすめしない
- 24インチ程度
マウス:サイドボタンあり
必ず「サイドボタン」があるマウスを選びましょう。
ゲーム特有の操作をマウス側に割り振ることができ、咄嗟の判断にも対応できるようになります。
また無線接続できるマウスの方が、線のトラブルがなく快適にプレイできます。デスクもスッキリして一石二鳥。
チェックポイント!
- サイドボタンありは絶対
- FPS系なら、ボタン数が多すぎないモデルが良い
- 無線モデルの方が、線に邪魔されず快適
コラム
サイドボタンは2~3つで十分。
MMO用マウスのような、めちゃくちゃたくさんボタンがあるマウスはNG。押すべきボタンがわからなくなる。
キーボード:メカニカルキーボードがおすすめ
ゲーム用のキーボードなら、メカニカルキーボードがおすすめです。キーボード自体の耐久性と、手への負担軽減という観点で優れています。
ただし、メカニカルキーボードはめっちゃ種類が多いのと、商品によって打ち心地がかなり違うので、お近くの家電量販店で試し打ちをしてみることをおすすめします。個人的には赤軸か茶軸を推したい。
キーボードのサイズは、テンキーレス(80%サイズ)がおすすめです。コンパクトな分デスクを広く取れるため、マウスの可動範囲が広くなります。
チェックポイント!
- メカニカルキーボードを選ぼう
- キースイッチは赤軸、茶軸あたりが安牌
- ゲームをやるなら、テンキーレス(80%サイズ)だとスペースを広く取れる
コラム
ぶっちゃけ、キーボードは安いものでもゲームをプレイすることは可能。予算が限られている場合は、後回しにしても良い。
まとめ
さて、締めに入ります。
タルコフは競技シーンでも使われる人気タイトルですが、意外にも要求スペックは高すぎず、幅広いPC環境で動作するゲームです。
- 10万円PC(エントリー向け)
予算を抑えつつタルコフを中設定でプレイ可能。
設定を調整すれば十分楽しめるレベルで、初めてのゲーミングPCにもぴったりです。 - 15万円PC(おすすめ構成)
タルコフを安定して快適にプレイできるバランス構成。
激しい銃撃戦でもカクつきにくく、コスパと性能の両立を狙いたい人におすすめです。 - 30万円PC(ハイスペック構成)
1440pの高画質設定でも滑らかに動作するプロ仕様クラス。
配信や録画をしながらでも安定してプレイでき、「最高の環境でタルコフを楽しみたい」という人に最適です。
さらに、モニターやマウス、キーボードといった 周辺機器の選び方も非常に重要。
特に144Hz以上のゲーミングモニターや、サイドボタン付きマウスは、Escape from Tarkovの操作性や勝率に直結します。
タルコフは「どのレベルで遊びたいか」によって必要なPCの性能が大きく変わります。ぜひ予算やプレイスタイルに合わせて、自分に最適な構成を選び、快適なゲームライフを楽しんでください!
ここまで読んでくれた、そんなあなたが大好きです。








