お久しぶりです、Jinです。
この記事は一言で言うと
「ヴァロラントをPCで遊びたい!」という気持ちにお答えした記事
になります。
- ヴァロラントをゲーム機でプレイしていたけど、PCで快適にプレイしたい!
- せっかくなら自分で組んでみたいけど、自分に合うパーツ構成がわからない...
- それぞれの予算で自作したPCで、VALORANTがどれくらい動くか知りたい!
このようなことを考えているかたにおすすめの記事です。
ヴァロラントを遊ぶためのゲーミングPCを手に入れる上で、自作PCも一つの選択肢です。
しかし、

自作PCには興味があるけど、いざパーツを考えてみると結構難しいぞ...
という壁にぶち当たる人は少なくないはず。
そこで、前半ではカジュアルプレイヤーからガチ勢まで、あらゆる人にオススメできる自作PC構成を、予算別に紹介しています。
後半では、ヴァロラントをプレイするのに必須な周辺機器の選び方も紹介しています。ここまで揃えて自作PCの完成とまで考えているので、PCでVALORANTを始めたいあなたには必見です。
それじゃ、やっていこう!

じんです。自作PC組み立て代行をやっています。
ご相談は【X(旧Twitter)】か【お問い合わせフォーム】にて。
この記事でわかること
- ヴァロラントをプレイするための自作PCパーツ構成がわかる
- あなたにどの自作PCパーツ構成が合っているのかがわかる
- ゲーム用周辺機器の揃え方がわかる
ヴァロラントの最小・推奨スペック

本題の前に、まずは公式の最小・推奨スペックを確認しましょう。
最小システム要件/ 30 fps | 推奨システム要件/ 60 fps | ハイエンドスペック / 144 fps以上 | |
---|---|---|---|
OS | Windows 10 | Windows 10 | Windows 10 |
プロセッサー | Intel i3-540 AMD Athlon 200GE | Intel i3-4150 AMD Ryzen 3 1200 | Intel i5-9400F 2.90GHz AMD Ryzen 5 2600X |
メモリ | 4GB | 8GB | 8GB |
グラフィック | Intel HD 4000 Radeon R5 220 | NVIDIA Geforce GT 730 AMD Radeon R7 240 | NVIDIA GTX 1050 Ti AMD Radeon R7 370 Intel Arc A310 |
VALORANTは「競技ゲームだけど動作は軽い」という特徴があります。
最小スペックに内蔵GPUのIntel HD 4000が載っているくらいなので、古めのPCでも一応動作はします。
ただし、それでは“遊べるだけ”の環境。実際に快適にプレイするなら、安定して高フレームレートが出せる構成が必要です。特に撃ち合いが激しくなる場面では、低スペックだとカクつきが命取りになります。
快適にVALORANTを楽しむなら、144fps以上を狙えるPCがおすすめです。
追記:コラム
可能な限り、最新パーツの使用をおすすめしたい。
DLSS 3やFSR 3など最新技術についていけず、思ったよりパフォーマンスが伸びない可能性がある。
推奨スペックの「Core i5 11600K」「Ryzen5 3600X」「RTX2070Super」などは旧世代。
RTX 3060Ti含む、3000番代も微妙。できればRTX4060Ti~やRX7600~を選んでおきたいところ。
VALORANTが動作する自作PC構成を紹介
ここからが本題。Valorantが遊べるPC構成をチェックしていきましょう!
【最小スペック】10万円~で組める自作PC
分類 | パーツ名 | 価格(2025 9/13時点) |
---|---|---|
CPU | Ryzen7 5700X | ¥22,700 |
グラフィックボード | Radeon RX 7600 | ¥35,145 |
メモリ | DDR4 16GB | ¥5,635 |
SSD | M.2 500GB | ¥5,780 |
マザーボード | PRIME A520M-E | ¥4,020 |
電源 | 650W Bronze | ¥5,691 |
CPUクーラー | 空冷クーラー | ¥2,729 |
PCケース | ZALMAN Z1 Iceberg Black | ¥7,805 |
OS | Windows 11 Home | ¥16,000 |
合計 | ¥105,505 |
パーツの選定理由
- CPU:PCの性能に直結するパーツ。 マザボが安いので Ryzen7 5700Xを選択
- グラボ:極力予算を割きたいパーツ。144fpsを目指す
- メモリ:16GBあればOK。予算を抑えるため、動作周波数は後回し
- SSD:M.2 の500GBを選択。ゲーム3タイトル程度であれば問題なし
- マザーボード:予算の関係で必要最低限。これでも十分使える
- 電源:550W以上あると安心。80+認証はBronzeでOK
- PCケース:価格が安いものから選択。ここは好みで選んでOK
こちらの構成を参考にすれば、10万円前後でヴァロラントを遊べるPCが組めちゃいます。
【おすすめスペック】15万円~で組める自作PC
10万円のPCでも、VALORANTは動作するのですが、負荷がかかる場面だと、一時的にカクつく可能性も。
一瞬が命取りなシューティングゲームにおいて、重要な場面を逃すわけにはいきません。
ということでおすすめなのが以下の構成。
分類 | パーツ名 | 価格(2025 9/13時点) |
---|---|---|
CPU | Ryzen5 7600X | ¥31,480 |
グラフィックボード | Radeon RX 9060XT 16GB | ¥61,414 |
メモリ | DDR5 32GB | ¥10,282 |
SSD | M.2 1TB | ¥8,780 |
マザーボード | ASUS TUF GAMING B650M-E WIFI | ¥18,162 |
電源 | 650W Bronze | ¥5,691 |
PCケース | ZALMAN Z1 Iceberg Black | ¥7,805 |
CPUクーラー | Thermalright AssassinX 120 | ¥2,399 |
OS | Windows 11 Home | ¥16,000 |
合計 | ¥162,013 |
パーツの選定理由
- CPU:PCの性能に直結するパーツ。Ryzen5 7600Xを選択。
- グラボ:PC性能に最も影響を与えるパーツ。性能重視なら最重要
- メモリ:32GBで余裕ある構成に。予算を抑えるため、動作周波数は後回し
- SSD:M.2 の1TBを選択。ゲームに加えて動画保存もある程度対応
- マザーボード:安さと性能の両立を目指す。予算的に18,000円が限界
- 電源:ミドルスペックPCなら、おおよそ650Wあればよし
- PCケース:見た目と安さの両立。ここは好みでOK
- CPUクーラー:Ryzen5なら空冷で十分。予算があるなら水冷でも
予算別でヴァロラントがどれくらい動くか?
せっかくパーツをそろえてPCを組むなら、「この構成でヴァロラントがどれくらい快適に動くのか」が気になりますよね。
ここでは、10万円・15万円の構成別に、実際の動作目安をまとめてみました。どの構成を選べば、自分の遊び方に合った快適さを得られるのか、参考にしてみてください。
ヴァロラント動作目安(構成別)
構成 | 快適さの目安 | 具体的な動作イメージ |
---|---|---|
【最小スペック】10万円PC | 十分遊べるレベル | 1080p・中設定で平均120fps前後。低設定なら144fpsも狙える。普段遊びやカジュアル層には◎ |
【おすすめ】15万円PC | かなり快適 | 1080p・高設定で200fps前後。240Hzモニターと組み合わせると競技シーンも快適。ランク上位を目指すならベストバランス |
10万円PC(エントリー向け)
10万円クラスの構成であっても、VALORANTならしっかりと144fpsを安定して出すことができます。
グラフィックを中〜高設定にしても快適にプレイできるため、エントリー向けとしては十分すぎる性能です。
初めてゲーミングPCを組む方や、コストを抑えながらeスポーツタイトルを体験してみたい方にぴったりの構成といえるでしょう。
ただ、「もっとヌルヌル動かしたい」「VALORANT以外にも色んなゲームを試したい」と思うなら、15万円クラスのPCにすることで一気に快適さが広がります。
15万円PC(おすすめ構成)
予算を15万円に引き上げると、フレームレートは200fps前後まで向上し、240Hzゲーミングモニターを最大限活かせる環境を実現できます。
VALORANTのランクマッチや大会を意識したプレイにも対応可能で、より競技志向のプレイヤーにおすすめです。
さらにこのクラスになると、Apexや原神といった重量級のゲームタイトルでも中〜高設定で安定した動作が期待でき、幅広いゲームを快適に楽しめる構成となっています。
Valorantにおすすめな周辺機器
PCでヴァロラントをプレイするには、PC本体に加えてキーボードやマウスなどの周辺機器が必要になります。
実はここがかなり重要で、PCゲームの満足度が大きく左右されるといっても過言ではありません。自作PCとは離れてしまいますが、こちらにも予算を割くことを強くオススメします!
モニター:144hz~240hz対応を選択
- 144hz以上に対応していること
- パネルはVAかIPS
- 24インチ程度
個人的には、最も妥協して欲しくない周辺機器の一つです。というのも、VALORANTのような3Dゲームは目を酷使するため。
良いモニターを選ぶことで敵の見やすさを調整できるのみならず、長時間のプレイを可能にします。
予算的には15,000円〜で考えておけばOKです。
144hz対応のオススメモニター
Nitro KG242YS3bmiipxは、180hz対応、VAパネルで2万円を切ってくる、かなり優秀なモニターです。
ベゼルも薄く、デュアルモニターにしやすいのもGOODポイント!
240hz対応のオススメモニター
Nitro VG252QXbmiipxは240hz対応でIPSパネル、応答速度も0.5msと、文句なしの性能なモニター。
より快適なゲームプレイを求める方にオススメしたいですね。
マウス:サイドボタンあり
チェックポイント!
- サイドボタンありは絶対
- VALORANTなら、ボタン数が多すぎないモデルが良い
- 無線モデルの方が、線に邪魔されず快適
ヴァロラントをプレイするなら、必ず「サイドボタン」があるマウスを選びましょう。アビリティやウルトのような操作をマウス側に割り振ることができ、咄嗟の判断に差が出てきます。
また、無線接続できるマウスの方が、線のトラブルがなく快適にプレイできます。デスクもスッキリして一石二鳥。
オススメのフィット感のあるマウス
Razer DeathAdder V2 Proは、ワイヤレス接続にも対応したゲーミングマウスです。
左右非対称で握りやすく、かつ大きくて押しやすいサイドボタンは、FPS初心者にピッタリですね。
ゲーミングマウスの王道、オススメの軽いマウス
G PRO X SUPERLIGHTは、軽量特化の王道ゲーミングマウスです。
長時間のプレイに耐えうる軽さとバッテリー持ちで、ユーザーの心を掴んで離しません。
コラム
サイドボタンは2~3つで十分。
MMO用マウスのような、めちゃくちゃたくさんボタンがあるマウスはNG。押すべきボタンがわからなくなる。
キーボード:メカニカルキーボードがおすすめ
チェックポイント!
- メカニカルキーボードを選ぼう
- キースイッチは赤軸、茶軸あたりが安牌
- ヴァロラントをやるなら、テンキーレス(80%サイズ)のキーボードが汎用性が高い
ヴァロラントのようなFPSをプレイするなら、「メカニカルキーボード」を選ぶと吉です。キーボード自体の耐久性と、手への負担軽減という観点で優れています。
キースイッチについては好みが分かれやすいので、お近くの家電量販店で試し打ちをしてみることをおすすめします。個人的には赤軸か茶軸を推したい。
キーボードのサイズは、テンキーレス(80%サイズ)がおすすめです。コンパクトな分デスクを広く取れるため、マウスの可動範囲が広くなります。
初心者に最適、オススメゲーミングキーボード
Logicool G PROは赤軸を採用した、テンキーレスメカニカルキーボード。安心と信頼のロジクール製です。
ゲームだけでなく一般用途にも使える汎用性があるので、これ1台あればOKなキーボードですね。
完全にFPS向けのオススメゲーミングキーボード
Apex Pro TKLは、キーを押してから反応するまでの高さである「アクチュエーションポイント」を自由に変更できる変態キーボード。
瞬発力の求められるヴァロラントでは、かなり重宝する機能ですね。
コラム
ぶっちゃけ、キーボードは安いものでもヴァロラントをプレイすることは可能。予算が限られている場合は、後回しにしても良い。
まとめ
さて、締めに入ります。
Valorantは競技シーンでも使われる人気タイトルですが、意外にも要求スペックは高すぎず、幅広いPC環境で動作するゲームです。
- 10万円PC(エントリー向け)
予算を抑えつつヴァロラントや軽いFPSを楽しめる。初めてのゲーミングPCにぴったり。 - 15万円PC(おすすめ構成)
VALORANTを高設定でぬるぬる動かせるうえ、Apexやエルデンリングなどの重量級ゲームも快適。コスパと性能のバランスが良い一台。
さらに、モニターやマウス、キーボードといった 周辺機器の選び方も非常に重要。
特に144Hz以上のゲーミングモニターや、サイドボタン付きマウスは、VALORANTの操作性や勝率に直結します。
Valorantは「どのレベルで遊びたいか」によって必要なPCの性能が大きく変わります。ぜひ予算やプレイスタイルに合わせて、自分に最適な構成を選び、快適なゲームライフを楽しんでください!
ここまで読んでくれた、そんなあなたが大好きです。